Apple、WWDCでGemini搭載Siriと複数AI選択を投入へ
この記事の要点
Appleは6月8日開幕のWWDCで、Google Geminiを基盤に作り直したSiriと、ChatGPT・Gemini・Claudeから選べる仕組みを示す見込み。iPhone上のAIが単独提供から複数併用へ変わる。
結論
Appleは6月8日午前10時(米太平洋時間)に開幕する開発者会議WWDCで、GoogleのGeminiを基盤に作り直したSiriを示す見込みです。あわせて、Apple Intelligenceの機能を動かすAIをChatGPT・Gemini・Claudeから選べる仕組みを導入するとされます。iPhone上のAIが一社提供から複数併用へ変わる節目になります。実務では、自社の利用ルールをiPhoneのAI設定に合わせて見直す必要が出てきます。なお発表前の段階のため、確定した仕様は当日の基調講演と公式情報で確認してください。
何が発表される見込みか
複数の報道によると、Siriは文脈の理解、複数手順の処理、アプリをまたいだ操作に対応する形へ作り直されます。基盤には、AppleがGoogleから年間およそ10億ドルで借りる、約1兆2000億パラメータの専用Geminiモデルが使われるとされます。両社は2026年1月にこの提携を認めています。これが事実なら、Google自身の製品以外で動く最大規模のGemini導入になります。
さらにAppleは、Apple Intelligenceの機能をどのAIに任せるかを利用者が選べる仕組みを用意するとされます。ChatGPT、Gemini、AnthropicのClaudeが候補で、それぞれ声を分けて応答元が分かるようにする方針です。初期設定はGeminiになる見込みで、iOS 18から続いたChatGPTの独占的な扱いは終わります。チャット用の単独Siriアプリも用意され、文章や音声で質問でき、画像やPDFを添付できるとされます。基調講演ではiOS 27、macOS 27、生成AIによる写真編集機能も予想されています。
今回のWWDCは、9月1日に退任するティム・クック氏にとって最後の基調講演でもあります。後任はハードウェア責任者のジョン・ターナス氏とされます。詳細はTechCrunchのプレビューやMacRumorsのまとめが参考になります。
現場の実務にどう効くか
iPhoneを業務端末として配る企業では、AIの設定が一つの確認項目になります。これまではChatGPTの利用可否を考えればよかったところに、Gemini、Claudeという選択肢が加わるためです。社内で扱う情報をどのAIに渡してよいかを、モデルごとに整理しておく必要があります。
実務でまずやることを整理すると、次の三点になります。
| やること | 目的 |
|---|---|
| 業務データを外部AIに送る範囲を決める | Siriの新機能をどこまで許すかを定める |
| 機密性の高い問い合わせを使うAIで固定する | 応答元が画面で分かる利点を生かす |
| 共有端末での個人情報の扱いを見直す | 写真編集やアプリ横断操作の追加に備える |
とくに、複数のAIから選べる仕組みは便利な反面、社員ごとに設定がばらつく原因にもなります。どの業務でどのAIを使うかを会社として決め、端末管理で統一しておくと、情報の流れを把握しやすくなります。
AIの設定方法は端末管理の仕組みで一括制御できる見込みですが、具体的な管理項目は提供後に確認するのが安全です。Geminiの位置づけはGemini 3.5 Proの投入とあわせて見ると流れがつかめます。
まとめ
WWDCでのSiri刷新は、iPhoneのAIが複数併用へ動く転換点です。企業は、どの業務でどのAIを使うかを設定とルールの両面で決めておくとよいでしょう。発表内容は当日の公式情報で必ず確認してください。
出典
よくある質問
WWDC 2026でSiriはどう変わりますか。
GoogleのGeminiを基盤に作り直され、文脈理解と複数手順の操作に対応する見込みです。ChatGPT・Gemini・Claudeから利用するAIを選ぶ仕組みも示されるとされます。正式な仕様は当日の発表と公式情報で確認してください。
iPhoneでChatGPTは使えなくなりますか。
なくなる方向ではありません。報道では複数のAIから選べる方式になり、ChatGPTも選択肢として残るとされます。初期設定はGeminiになる見込みです。確定情報は公式発表を確認してください。