企業エージェント基盤が四つ巴 選定はモデルより統治で決まる
OpenAI・Google・Meta・NVIDIAとServiceNowが1か月のうちに企業向けエージェント基盤を出し、市場は四つ巴になった。各社の狙いはほぼ同じで、統治と権限つきでエージェントを本番展開すること。選定の基準はモデルの賢さから既存システムとの相性へ移る。
OpenAI・Google・Meta・NVIDIAとServiceNowが1か月のうちに企業向けエージェント基盤を出し、市場は四つ巴になった。各社の狙いはほぼ同じで、統治と権限つきでエージェントを本番展開すること。選定の基準はモデルの賢さから既存システムとの相性へ移る。
HCLTechが7月21日に公表した調査で、GenAIとエージェントAIが業務を変えたと答えた企業は9割に達する一方、収益に大きく効いたと答えたのは18%にとどまった。差を分けるのは、測れる用途の定義と経営層の関与だった。
米手芸小売Michaelsが、Google CloudのGemini Enterprise基盤で作った接客AI「Ask Mike」を公開した。構想から本番まで約6週間、公開後に7.5万件の会話を記録。企業の関心はデモから短期の本番投入へ移っている。
Microsoftは7月、Microsoft 365 CopilotにAI生成物へ電子透かしを付ける設定と、社内製エージェントを審査して公開するAgent Storeの機能を追加した。AIの透明性と統治を組織で制御する動きが、日常ツールに組み込まれ始めた。
ホワイトハウスのクラツィオス科学技術政策局長が7月22日、中国MoonshotのKimi K3はAnthropicのFableモデルを無断で蒸留したと公に指摘した。証拠は状況証拠にとどまり、企業はモデルの出所リスクを調達判断に加える必要が出てきた。
Observe.AIは7月22日、AWSと複数年の戦略提携を結び、顧客対応向けのAIエージェントを大規模に展開すると発表した。同社の基盤をAWS上で動かし、問い合わせの直接解決と現場支援を狙う。顧客対応がエージェント本番投入の主戦場になっている。
OpenAIは7月22日、AIエージェントを社内システムにつなぎ、権限やポリシーを共通化して安全に運用する企業向け基盤Presenceを限定提供した。BBVAやSoftBankが検証中で、勝負はモデルの賢さから運用の信頼性へ移った。
Salesforceは7月、Agentforce Commerceの商品カタログをChatGPTに接続する機能を発表した。小売の商品をChatGPTの対話に載せ、購買につなげる狙い。買い物客が来る場所を、自社サイトの外にも広げる動きが本格化している。
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