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Smartsheet、Copilot・ChatGPT・GeminiをMCPで接続

Smartsheet、Copilot・ChatGPT・GeminiをMCPで接続

この記事の要点

Smartsheetが6月11日、自社のMCPサーバーにMicrosoft Copilot・ChatGPT・Gemini Enterpriseの接続を追加。これまでのClaudeに加わり、使い慣れたAIから自然言語で進行中の業務データを操作できる。AI活用の窓口が広がる。

結論

Smartsheetが2026年6月11日、自社のMCPサーバーにMicrosoft Copilot、ChatGPT、Gemini Enterpriseの接続を加えた。これまではClaudeだけだったが、主要なAIアシスタントがそろい、使い慣れたAIから自然言語でSmartsheet上の進行中データを操作できる。表計算やプロジェクト管理のために別の画面を開かず、ふだん使うAIに話しかけて作業を進められる。AIを業務システムへつなぐ標準的なやり方が、現場の手元まで降りてきた。

何が起きたか

BusinessWireによると、Smartsheetは法人顧客がCopilot、ChatGPT、Gemini EnterpriseをMCPサーバーに接続できるようにした。AIと外部ツールをつなぐ共通規格であるMCPは、もともとAnthropicが提唱したもので、各社のAIが同じ作法でSmartsheetのデータを読み書きできる。Smart AssistとMCPサーバー、ClaudeとGemini Enterpriseへの接続は全顧客が即日利用でき、CopilotとChatGPTへの接続は米国の顧客が即日、他地域は順次提供される。

利用は急に伸びている。同社の集計では、6月の最初の10日間だけでAIによる操作が86万件を超え、6月9日と10日には1日あたりの稼働組織数が1767社と1825社で連続して過去最高を更新した。SmartsheetはMCPサーバーを2026年初頭にClaude向けで始め、その後OpenAIがChatGPT、MicrosoftがCopilot、GoogleがGemini Enterpriseで対応したことで、今回の拡大につながった。

意味は、AIが「会話するだけの道具」から「業務システムを動かす道具」へ進む点にある。プロジェクトの進捗表や予算表をAIに開かせ、行を更新させ、要約させる作業を、自然言語の指示でこなせる。プラグインや外部接続でAIの守備範囲が広がる流れは、先に報じたxAIのGrok Buildのプラグイン市場とも重なる。AIエージェントの考え方はAIエージェントとは?で整理している。

現場の実務にどう効くか

まず効くのは、ツールの切り替え回数が減ることだ。これまでは進捗確認のためにSmartsheetを開き、要約のためにAIへ貼り付け、結果を戻すという往復が要った。MCP接続があれば、ふだん使うAIに「今週遅れているタスクを一覧にして」と頼むだけで、進行中のデータを直接読んで返してくれる。

導入時に確認したいのは、どのAIがどの範囲のデータにアクセスできるかという権限設計だ。AIが業務データを読み書きできるということは、設定を誤れば見せたくない情報まで触れるということでもある。誰がどのAIを使えるかを組織で制御する考え方は生成AIのアクセス権限管理に、入れてよい情報の線引きはAIに入れてはいけない情報の判断基準にまとめている。提供範囲や対応地域は変わるため、利用前に公式情報で確認してほしい。

出典

よくある質問

SmartsheetのMCP対応で何ができるのか

Copilot・ChatGPT・Gemini・Claudeといった使い慣れたAIから、自然言語でSmartsheet上の進行中データを読み書きできます。表計算やプロジェクト管理の操作をAI側から指示できます。

MCPとは何か

AIモデルと外部のツールをつなぐ共通規格です。Anthropicが提唱した仕組みで、各社のAIが同じ作法で外部データにアクセスできるようになります。