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Gemini Enterprise、新モデルを既定で有効化。無効化不可に

Gemini Enterprise、新モデルを既定で有効化。無効化不可に

この記事の要点

Googleは6月16日から、Gemini EnterpriseでGemini 3.5 Flashを既定で有効にし、管理者が無効にできない仕様へ変えた。切り替えの管理スイッチが廃止された。情シスがモデルを止められなくなるため、社内の検証や周知の進め方を見直す必要がある。

結論

Googleは6月16日から、法人向けのGemini Enterpriseで、Gemini 3.5 Flashを既定で有効にし、管理者が無効にできない仕様へ変えた。これまであった切り替えの管理スイッチが廃止された。対象はグローバル、米国、EUの各リージョンだ。情シスや管理者にとっては、使うモデルを自分で止められなくなるため、社内の検証や利用者への周知の進め方を見直す必要がある。

何が変わったか

Gemini Enterpriseのリリースノートによると、6月16日からGemini 3.5 Flashの機能管理スイッチが使えなくなった。これにより、Gemini Enterpriseアプリの全利用者でGemini 3.5 Flashが既定で有効になり、無効にできない。提供側がモデルの世代交代を主導して進める動きの一環とみられるが、理由の詳細はこの時点で明示されていない。

背景として、各社は新しいモデルを数か月おきに投入し、古い世代を順に引退させている。利用者から見れば、ある日から使えるモデルが入れ替わることが増えている。Geminiの全体像はGeminiとは?特徴・Google連携・料金を解説に、各社のモデルの違いは主要LLM一覧 2026年版に整理がある。

現場の実務にどう効くか

ここで実務に効くのは、モデルを管理者が止められないという前提だ。これまでは、新しいモデルを社内検証が済むまで止めておく運用ができた。今後は止められない場面が出るため、検証を「公開された後」ではなく「公開と同時」に回す準備がいる。

具体的には、代表的な業務のタスクを並べた検証セットを先に用意しておく。新しいモデルが既定で有効になっても、その日のうちに質とコスト、出力のずれを確かめられる体制にしておく。利用者には、モデルが入れ替わることがある点と、重要な出力は人が確認する点をあらかじめ伝えておくと混乱が減る。AIツールを選ぶときのデータの扱いは生成AIツールのセキュリティ評価の見方と比較基準が参考になる。統制が投資に追いつかない課題はCIOの51%が「AI導入は速すぎる」にまとめた。

検証セットには、自社で実際によく出す指示を10〜20個入れておくとよい。たとえば、議事録の要約、問い合わせメールの下書き、社内規程の検索といった定番の処理だ。新旧のモデルに同じ指示を与え、答えの正しさ、文章の崩れ、応答の速さ、1回あたりの費用を表にして比べる。モデルが入れ替わったときに出力が崩れやすいのは、これまで安定していた定型処理であることが多い。そこを重点的に見ておくと、利用者からの「急に挙動が変わった」という声に、根拠を持って答えられる。止められない前提に変わったからこそ、止める代わりに素早く確かめる力が要る。

対象リージョンや仕様は変わりうる。社内のルールに反映する前に、最新の公式情報で確認してほしい。

まとめ

Gemini Enterpriseで、6月16日からGemini 3.5 Flashが既定で有効になり、管理者が無効にできなくなった。情シスは、使うモデルを止められない前提で、検証と周知の段取りを組み直す必要がある。代表タスクの検証セットを先に用意し、公開と同時に確認できる体制にしておくのが堅い。仕様は変わりうるため、最新は公式で確認してほしい。

出典

よくある質問

管理者はGemini 3.5 Flashを無効にできますか

6月16日からGemini Enterpriseでは管理スイッチが廃止され、Gemini 3.5 Flashは既定で有効になり無効にできないとされます。対象はグローバル、米国、EUの各リージョンです。最新の扱いは公式の更新情報で確認してください。

なぜ管理者が止められない仕様になったのですか

Googleはリリースノートで仕様変更を告知していますが、理由の詳細は本記事の時点で明示されていません。提供側がモデルの世代を主導して切り替える流れの一環とみられます。断定は避け、最新は公式で確認してください。