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Cognizant、ServiceNowのAIエージェントを横断接続

Cognizant、ServiceNowのAIエージェントを横断接続

この記事の要点

Cognizantは6月18日、ServiceNowのAIエージェントを自社のNeuro AIから直接呼び出せる相互運用機能を発表した。MCPという共通規格で接続し、社内に散らばったエージェントを一つの指揮層からまとめて動かせる。エージェントの乱立に悩む企業の運用を変える。

結論

Cognizantは6月18日、ServiceNow上のAIエージェントを自社のNeuro AI Multi-Agent Acceleratorから直接呼び出せる相互運用機能を発表した。両社はMCPという、AIエージェントが外部システムを呼び出すための共通規格でつなぎ、企業はServiceNowのエージェントを作り直すことなく、社内の他のエージェントや独自開発のシステムと一緒にまとめて動かせる。部門ごとにエージェントが増えて管理しきれなくなる問題に、一つの指揮層から統制する選択肢が加わった。

何が発表されたのか

発表の中心は、CognizantのNeuro AIが「指揮層」として働く点だ。ServiceNowで動くエージェントをNeuro AIが見つけ、利用者の要求をその場で適切なエージェントに振り分けて実行させる。新しいエージェントを追加しても自動で認識され、個別の接続部品をその都度作る必要がない。

接続にはMCPを使う。ServiceNowがこの規格に対応しているため、Neuro AIは標準の手順でServiceNowのエージェントを呼び出せる。実行はすべてServiceNow側の既存のアクセス権限と監査ログの範囲で行われ、誰がどのエージェントに何をさせたかが記録に残る。Neuro AI Multi-Agent Accelerator自体は公開され、複数のモデルやクラウドと組み合わせて使える設計になっている。

この発表は、5月にCognizantとServiceNowがAIガバナンスの運用化で結んだ提携の延長線上にある。エージェントを「作る」段階から、複数のエージェントを「束ねて動かす」段階へと焦点が移っている。

現場の実務にどう効くか

AI推進担当にとっての要点は、エージェントの乱立をどう抑えるかだ。部門ごとに別々のエージェントを導入すると、似た処理が重複し、誰がどの権限で何を実行しているかが見えなくなる。複数の基盤を一つの指揮層からまとめて呼び出せれば、要求を適切なエージェントに振り分けつつ、権限と記録を一か所で管理しやすくなる。

エージェントの統制は各社が同時に取り組んでいる課題でもある。調査では企業の72%が「AIエージェントの統制が不十分」と答えており、Databricksもエージェントの本番化はデータ統制が前提だとしている。横断で動かす前提として、生成AIのアクセス権限管理ログ・監査の考え方を先に整えておくと、後から手戻りが起きにくい。

導入時は、自社が使うエージェント基盤がMCPに対応しているか、対応範囲はどこまでかを確認したい。仕様は時期で変わるため、最新は公式で確認してほしい。

まとめ

エージェントは「作れるか」から「束ねて統制できるか」へ問いが移っている。今回の相互運用は、ServiceNowを含む複数の基盤を一つの指揮層からまとめて動かす道を示した。まずは自社にいくつエージェントがあり、誰がどの権限で動かしているかを棚卸しすることから始めるとよい。

出典

よくある質問

今回の相互運用で何ができるようになりますか。

CognizantのNeuro AIから、ServiceNow上のAIエージェントを別々に作り直すことなく呼び出して動かせます。新しいエージェントは自動で見つけられ、ServiceNow側のアクセス権限と監査ログの範囲内で実行されます。複数のエージェント基盤を一つの指揮層からまとめて運用できます。

MCPとは何ですか。

AIエージェントが外部のシステムや別のエージェントを呼び出すための共通の接続規格です。各社が独自の連携を作らなくても、対応した製品どうしが標準の手順でつながります。ServiceNowはこの規格に対応しており、Neuro AIは個別の接続部品を作らずにServiceNowのエージェントを呼び出せます。