Perplexity、Officeの中で動くAIエージェントを提供
この記事の要点
Perplexityは6月、AIエージェントのComputerをWord・Excel・PowerPoint・Outlookの中で使えるようにした。横の作業パネルからメールの確認、表計算、資料作成、返信の下書きまでをアプリ間の文脈を保ったまま代行する。Copilotに対抗する選択肢が法人にも広がる。
結論
Perplexityは6月、AIエージェントのComputerをMicrosoftのWord・Excel・PowerPoint・Outlookの中で使えるようにした。各アプリの横に出る作業パネルから、メールの読み取り、表計算、資料作成、返信の下書きまでを、アプリをまたいで文脈を保ったまま代行する。検索の会社という見方から、すでに使っている業務アプリの中で仕事を進める基盤へと立ち位置を変える動きで、MicrosoftのCopilotやChatGPTの法人向け機能と正面から競合する。
何ができるようになったのか
Computerは、Word・Excel・PowerPoint・Outlookの横に作業パネルとして現れる。利用者の指示を受けて、Outlookのメールを読み、Excelの表を確認し、Wordで報告書を作り、PowerPointで資料を組み立て、返信を下書きする。複数のアプリを行き来しても、前の作業で扱った内容を引き継ぐため、貼り直しや説明のし直しが減る。
Perplexityはこれに先立ち、6月初旬にWindows向けのPersonal Computerを出し、端末上のファイルやOfficeアプリにつないでいた。今回はその対象をOfficeの主要アプリに広げ、横のパネルから直接動かせるようにした形だ。利用にはPro・Max・Enterprise Pro・Enterprise Maxの契約が必要とされる。
法人利用に向けては、SSOによるシングルサインオン、操作の監査ログ、管理者向けの設定を用意していると説明している。Perplexityは複数のモデルを同時に使い分ける設計をうたっており、用途に応じて使うモデルを切り替える前提になっている。料金や対応範囲は時期で変わるため、最新は公式で確認してほしい。
現場の実務にどう効くか
AI推進担当にとっての注目点は、社員が日々使うOfficeの中に、Copilot以外のエージェントを差し込めるようになったことだ。多くの現場の作業はWordとExcelとOutlookの上で起きている。そこに作業パネルとして入り込めるなら、新しいツールへの乗り換えを促さずに、いつもの画面のまま定型作業を任せられる。
一方で、業務アプリにエージェントを常駐させると、そのエージェントが社内のメールや文書にどこまで触れるかが論点になる。導入前に、扱うデータの範囲、ログの取得、管理者権限での制御を確認したい。確認の観点は法人向けAIのデータ取り扱い確認ポイント、無断利用を防ぐ考え方はシャドーAIのリスクと企業の対策が参考になる。社内文書を横断して使う用途では、検索系ツールの比較として社内文書を検索できるAIツール比較も合わせて見ると選びやすい。
費用面でも、用途を絞って効果を確かめる進め方が現実的だ。料金が膨らみやすいときの見直し方は生成AIのコストが高いと感じたときの見直し方にまとめている。
まとめ
エージェントは独立したアプリから、すでに使う業務アプリの中へ移りつつある。Officeで動くComputerは、乗り換えを促さずに定型作業を任せる選択肢だ。まずは返信の下書きや表の整理など、失敗しても影響の小さい作業で試し、データの扱いを確認してから広げるとよい。
出典
よくある質問
Perplexity ComputerはどのOfficeアプリで使えますか。
Word・Excel・PowerPoint・Outlookの横の作業パネルから使えます。メールの読み取り、表計算、資料作成、返信の下書きを、アプリをまたいで文脈を保ったまま行えます。利用にはPerplexityのPro・Max・Enterprise Pro・Enterprise Maxの契約が必要とされています。最新の対応範囲は公式で確認してください。
法人で使う際のセキュリティはどうなっていますか。
PerplexityはSSOによるシングルサインオン、操作の監査ログ、管理者向けの設定をエンタープライズ向けに用意していると説明しています。導入前に、自社のデータがどう扱われるか、ログをどこまで取れるかを契約条件で確認することが重要です。