職種別AI仕事術

総務のフォローアップ連絡をAIで作る方法

総務のフォローアップ連絡をAIで作る方法

この記事の要点

総務担当者がAIを活用して会議後の決定事項確認・期限リマインド・未回答催促などのフォローアップ連絡を素早く作成する方法を解説します。

結論

会議後の決定事項確認・期限リマインド・未回答催促は、AIに「目的・相手・内容・期限」を渡せば2〜3分で下書きが完成します。特に「催促だが感情を逆なでしたくない」という場面で、AIが適切な文体を提案してくれる実用的なメリットがあります。


総務が送るフォローアップ連絡の種類

総務のフォローアップ連絡は、大きく4種類に分けられます。

種類
決定事項の共有会議後に「決まったこと」「担当者と期限」を周知する
アクションアイテムの確認各担当者に「あなたのタスクはこれ・期限はこれ」と個別確認する
期限リマインド締め切りが近づいた提出物・申請の催促
未回答の催促アンケート・設備申請・健康診断予約の未完了者への連絡

これらは文の構造が似ているため、AIとの相性がよい作業です。


使うAIツール

ツール向いている場面
ChatGPT(GPT-4o)フォローアップメール・催促文の下書き生成
Copilot in OutlookOutlookから直接返信・転送形式で作成したい場合
Claude複数の宛先・条件が異なるメールを一括で作成したい場合

手順1:会議後の決定事項共有メールを作る

会議が終わったら、決定事項・担当者・期限を整理してからプロンプトを入力します。

先ほど終わった会議の決定事項を共有するメールを作成してください。

【宛先】全参加者(役員・各部門マネージャー)
【会議名】6月 月次全社ミーティング(2026年6月18日開催)
【決定事項と担当】
1. 7月の全社研修を7月22日(水)に実施→総務が会場手配・参加者連絡(期限:6月30日)
2. 採用ページのリニューアルを8月公開目標で進める→人事部・広報部(期限:7月15日に初稿)
3. 社内ファイルサーバーの容量拡張を検討→情報システム部(見積もり取得期限:6月25日)
【共有事項】
- 次回ミーティングは7月16日(木)15:00〜同会議室
【文体】社内向け、要点をまとめた簡潔なメール

決定事項を箇条書きで渡すと、読みやすいリスト形式のメールが返ってきます。


手順2:期限リマインドメールを作る

以下の未提出者への期限リマインドメールを作成してください。

【件名】【再送・締切6月20日】7月研修参加確認のお願い
【宛先】参加確認が未完了の社員(全体への一斉送信、宛名は「皆さん」)
【内容】
- 7月22日開催の全社研修の参加確認フォームの回答が届いていない方へのリマインド
- 参加フォームURL:https://forms.example.com/training(プレースホルダー)
- 締切:6月20日(金)17:00
- 期限を過ぎると欠席扱いになる旨を明記
【文体】社内向け・丁寧だが催促していることが伝わる文体

「丁寧だが催促していることが伝わる」という指示を入れることで、やんわりしすぎて意図が伝わらない文体を避けられます。


手順3:アクションアイテムの個別確認メールを作る

以下の条件で、会議で担当が決まった人への個別確認メールを作成してください。

【宛先】情報システム部 佐藤様
【確認内容】先日の月次会議でご担当いただくことになったファイルサーバー容量拡張の見積もり取得
【期限】6月25日(木)
【確認したいこと】
- 見積もり取得の進捗
- 6月25日までに完了見込みか
- 問題があれば早めに連絡してほしい旨
【文体】社内・同じ会社の他部門への連絡。友好的だが要件を明確に伝える

個別確認メールは一般的な催促より進捗を把握しやすく、担当者も「自分のタスクが認識されている」と感じるため対応が早まることがあります。


具体例1:健康診断未予約者への催促

総務が毎年対応する健康診断の予約催促は、未予約者のリストを作ってから一斉送信するパターンが多いです。

健康診断の予約が未完了の社員への催促メールを作成してください。

【件名】【最終催促・6月25日締切】健康診断の予約をお済ませください
【現状】全社員の約20%(約30名)が未予約の状態
【予約方法】総務ポータル(https://portal.example.com/)→「健康診断予約」から
【締切】2026年6月25日(水)
【締切後の対応】
- 未予約のままの場合は個別に再日程を設定することになり、総務・本人双方に追加対応が発生することを記載
- 既に予約済みの方にはこのメールを無視してほしい旨も記載
【文体】全社への一斉メール・丁寧だが強めの催促

「既に予約済みの方は無視してほしい」という一文を入れることで、対応済みの社員からの不要な返信を防げます。


具体例2:規程改訂の確認依頼フォローアップ

就業規則や社内規程の改訂時、各部門マネージャーへ内容確認を依頼してから一定期間が経過しても反応がない場合のフォローアップです。

社内規程の確認依頼に未回答のマネージャーへのフォローアップメールを作成してください。

【背景】5日前に就業規則改訂案の確認依頼メールを送ったが、4名のマネージャーから回答がない
【依頼内容】改訂案を読んで、内容に問題がないか確認し、問題があれば総務にフィードバックする
【期限】今週金曜日(6月20日)17:00
【フォローアップの目的】
- 期限の再確認
- 添付ファイルが届いていない可能性に言及して再送を申し出る
- 内容への疑問・懸念があれば気軽に連絡してほしい旨を入れる
【文体】上長・他部門マネージャーへ送る丁寧なビジネスメール

「添付ファイルが届いていない可能性に言及する」という気遣いを入れることで、未対応の相手が返信しやすい文脈を作れます。


うまくいかない場合

催促文が強すぎて関係を悪化させそう

「あくまで丁寧に、相手の状況を配慮した文体にしてください」と再指示します。または「感情を逆なでせず、かつ期限が重要であることが伝わるバランスで書いてください」と具体的に指定すると調整できます。

決定事項が多くてメールが長くなる

「決定事項は箇条書きで、各項目は1行(担当者・期限のみ)にしてください。詳細は別途共有した議事録を参照と書いてください」と制限を加えます。フォローアップメールは短い方が確実に読まれます。

個人名を入れると管理が大変

宛先が10名を超える場合は個別対応より一斉送信の方が現実的です。「宛名は「〇〇確認が未完了の皆さん」のように総称にしてください」と指定します。

期限が既に過ぎている場合の文体

「期限が過ぎていることを明記しつつ、できるだけ早い回答をお願いする内容にしてください」と状況を正直に伝えたうえで、相手が動きやすい表現を求めます。


フォローアップの記録を残す

フォローアップメールは送りっぱなしにせず、対応状況を記録しておくと後で役立ちます。

  • いつ誰に何を依頼したか
  • いつ催促したか
  • 最終的に対応が完了したか

この記録をExcelや社内システムで管理することで、次回の会議準備や規程改訂時の参考にもなります。記録管理のチェックリスト作成は総務の業務チェックリストをAIで作る方法を参考にしてください。会議前の準備段階からセットで活用する場合は総務の会議準備をAIで段取りする方法も合わせて確認してください。

また、定期的に発生する社内通知とフォローアップのセットは社内通知文をAIで作る方法で土台を作ると一貫した文体が保てます。


まとめ

フォローアップ連絡は「催促していることを相手に不快感を与えずに伝える」という点で、文章を書くのが難しい業務です。AIに状況と文体の方向を明示すれば、このバランスを調整した文章が素早く返ってきます。送信前に日時・担当者名・期限の3点を必ず確認してから送ることで、実務に直結したフォローアップができます。

よくある質問

フォローアップメールとリマインドメールの違いは何ですか?

フォローアップメールは会議や依頼の後に「決定事項の確認」「次のアクション確認」を目的として送るメールです。リマインドメールは期限が近づいた際に「期限の再確認」を目的として送ります。どちらもAIで効率的に作成できます。

催促メールをAIで作ると角が立たない表現にできますか?

「丁寧に、しかし明確に期限を伝える文体」と指定すると、強すぎず・ぼかしすぎずの表現が返ってきます。相手の役職や関係性(社内・社外)も明示すると文体がより適切になります。

未回答者が多い場合は個別に送るべきですか?

5名以下なら個別メールが相手に対する配慮として有効です。10名以上の場合は宛名を一覧にした一斉メールの方が総務の負荷が低くなります。AIはどちらの形式でも作成できます。