Google、Gemini 3.5で70言語の同時音声翻訳を提供開始
この記事の要点
Googleは、音声から音声へほぼリアルタイムで訳すGemini 3.5 Live Translateの提供を始めた。70以上の言語に対応し、Pixel 10とGalaxy S26へ順次展開する。通話を端末側で訳すため、海外とのやり取りが多い業務の負担を直接減らす。
結論
Googleは、音声から音声へほぼリアルタイムで訳す「Gemini 3.5 Live Translate」の提供を始めた。70以上の言語に対応し、まずPixel 10とGalaxy S26へ順次展開する。通話を端末側で訳すため、クラウドを経由せずにやり取りできる。海外拠点や多言語の顧客と話す機会が多い業務にとって、通訳の手配や言語の壁による時間ロスを直接減らせる動きだ。
何が発表されたか
Live Translateは、システムの階層で動く音声翻訳機能だ。通話をリアルタイムで訳し、利用者から見えるクラウドサービスを経由しない形をとる。対応は70以上の言語で、現時点ではOpenAIやAnthropicの同種機能より対応言語が広いとされる。Appleも同様の機能をiOS 27のSiri向けに発表しているが、対応言語の詳細は公表されていない。
当初の対象はPixel 10とGalaxy S26で、Android 17が前提になる。端末を絞った提供のため、Android 17の利用者全体に届くのは一部にとどまる。Googleは他のチップ搭載機へ順次広げるとしている。対応端末や言語は変わりうるため、最新は公式で確認してほしい。翻訳業務の使い分けはAI翻訳ツール比較 DeepLと生成AIの使い分けに、Geminiの全体像はGeminiとは?特徴・Google連携・料金に詳しい。マルチモーダルの仕組みはマルチモーダルAIとは?が参考になる。
現場の実務にどう効くか
海外との取引、外国語での顧客対応、多国籍チームの会議に効く。これまで通訳を手配したり、片言でやり取りしたりしていた場面で、端末の翻訳を使えば準備の手間と待ち時間を減らせる。とくに、突発の電話や短い確認のように通訳を呼ぶほどでもないやり取りで効果が出やすい。
一方で、訳をそのまま正式な合意にしない運用が要る。専門用語や固有名詞、金額や日付の訳は誤りが出ることがある。重要な内容は、通話後にメールやチャットの文面で確認し、双方で食い違いがないかをそろえる。音声翻訳は「速さ」を取りに行く道具と位置づけ、契約や数字の確定は文字で残す。この線引きを決めておけば、対応の速さと正確さを両立できる。端末が限られる現状では、まず海外とのやり取りが多い担当者から試すのが現実的だ。
出典
よくある質問
どの端末で使えますか
当初はPixel 10とGalaxy S26で、Android 17が対象です。Googleは他のチップ搭載機へ順次広げるとしています。利用できる端末や言語は変わりうるため、最新は公式で確認してください。
70言語対応は業務に使えますか
通話をほぼリアルタイムで訳せるため、海外拠点や多言語の顧客対応に役立ちます。ただし専門用語や固有名詞の訳は誤りが出ることがあります。重要な合意は訳文をそのまま使わず、文面で確認する運用が安全です。