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ChatGPT Enterprise、エージェントの操作をアプリ単位で制限可能に

ChatGPT Enterprise、エージェントの操作をアプリ単位で制限可能に

この記事の要点

OpenAIがChatGPT Enterpriseで、エージェントが各アプリで行える操作を制限する設定を加えた。あわせてモデルの選択肢を分かりやすく整理した。AIエージェントを社内で広げる際に、何をさせるかを管理者が絞り込みやすくなる。

結論

OpenAIがChatGPT Enterpriseで、エージェントが各アプリで行える操作を制限する設定を加えた。ワークスペースで有効にしたアプリごとに、作る側が許可する操作を絞り込める。あわせて、モデルの選択肢を速さと推論の深さで選びやすいように整理した。AIエージェントを社内で広げるとき、何をどこまで任せるかを管理者が決めやすくなる。利用を広げる前の統制を整える更新だ。

何が起きたか

更新の中心は、エージェントの操作の制御だ。エージェントを作る側が、ワークスペースで有効にした各アプリについて、許可する操作を設定できる。たとえば、あるアプリでは読み取りだけを許し、書き込みは止める、といった絞り込みができる。エージェントに任せる範囲を、必要な分だけに限れる。なお、ワークスペースのエージェントを無料で試せる期間は7月6日まで延びたとされる。

もう1つは、モデルの選択の整理だ。考える深さを示す名前が、MediumやHigh、Extra Highといった段階に置き換わった。速さを優先するか、推論の深さを優先するかを選びやすくする狙いだ。Enterpriseと教育向けのワークスペースで使え、利用できる範囲はワークスペースの設定による。提供の段階や対象は環境ごとに異なり、仕様も変わりうるため、最新は公式で確認してほしい。

エージェントの権限を役割や範囲で絞る動きは、各社で続いている。権限を役割ごとに分ける更新はClaude法人版、権限を細分化に、エージェントの管理を全社で束ねる動きはマイクロソフト、Agent 365でエージェントを統制にまとめた。

なぜ重要か

エージェントは、人の代わりにアプリを操作して作業を進める。便利な反面、できることが広すぎると、誤った操作や、本来触れるべきでないデータへのアクセスが起きやすい。アプリごとに操作を絞れれば、事故の範囲を狭く保てる。AIエージェントを社内で広げる段階では、性能より先に、この「させないこと」を決められるかが効く。

エージェントが業務で何をするものかはAIエージェントとは?生成AIとの違いと業務への影響に整理した。AI全体の統制をどう設計するかはAIガバナンスの最新トレンド 企業に求められる対応が手がかりになる。

現場の実務にどう効くか

押さえるべきは、エージェントを配る前に「どのアプリで何を許すか」を決めておくことだ。まず操作の影響が小さい読み取り中心の作業から許可し、書き込みや送信といった影響の大きい操作は、確認の手順を挟むか、対象を絞る。許可する操作を最小限から始め、問題がなければ広げる進め方が安全だ。

実務では、情報システム部門やAI推進の担当が、アプリごとに許可する操作の一覧を作っておくと管理が楽になる。モデルの選択は、速さで足りる作業と、深く考えさせたい作業で使い分ける。用途別のモデルの選び方は生成AIモデルの選び方 ビジネス用途別の基準が参考になる。任せる範囲を絞れる仕組みが整った今は、小さく許可して広げる運用が現実的だ。

出典

よくある質問

今回のエージェントの設定で何ができますか

ChatGPT Enterpriseで、エージェントが各アプリで行える操作を、作る側が制限できます。ワークスペースで有効にしたアプリごとに、許可する操作を絞り込めます。これにより、エージェントに任せる範囲を必要な分だけに限れます。提供の対象や仕様は変わりうるため、最新は公式で確認してください。

モデルの選択はどう変わりましたか

モデルの選び方が分かりやすく整理されました。考える深さを示す名前が、MediumやHigh、Extra Highといった段階に置き換わり、速さと推論の深さを選びやすくしています。Enterpriseと教育向けのワークスペースで使え、利用できる範囲はワークスペースの設定によります。