ChatGPT法人版、プラグインを管理者が一括統制。選択も簡素化
この記事の要点
OpenAIはChatGPT BusinessとEnterpriseで、プラグインの管理機能とモデル選択の刷新を提供した。管理者は誰がどのプラグインを使えるかを設定でき、既定導入も可能。モデルは速さと推論力で選びやすく名称を整理した。社内導入のガバナンスがやりやすくなる。
結論
OpenAIは6月下旬、ChatGPT BusinessとEnterprise向けに、プラグインの管理機能とモデル選択画面の刷新を提供した。管理者は誰がどのプラグインを使えるかを設定でき、既定で導入することもできる。モデルは速さと推論の深さで選びやすいよう名称を整理した。社内でChatGPTを安全に広げるための統制が、設定画面から行いやすくなった。
何が起きているか
ChatGPT Businessには、ワークスペースの管理者向けにプラグインの統制機能が加わった。設定のプラグイン画面から、社内で使えるプラグインを検索し、状態・導入方針・役割・カテゴリで絞り込める。メンバーが自由に入れられるか、既定で導入するかを管理者が決められる。外部ツールとの接続を野放図にせず、許可した範囲に保てる。
モデル選択も整理された。ウェブとiOS、Androidで選択画面が新しくなり、速さと推論の深さで選びやすくなった。従来の表記は段階的な名称へ置き換わり、MediumがThinking Standardに、HighがThinking Extendedに、Extra HighがThinking Heavyに相当する形へ変わっている。あわせて、接続したMacやWindowsの作業をスマホから続けられるCodex Remoteが全プランで使えるようになった。
法人でのAI利用は、利便性と統制の両立が課題だ。プラン選びは法人向け生成AIプラン比較、社内ルールづくりはAI利用ポリシーのひな型で整理した。
現場の実務にどう効くか
AI推進担当にとって、プラグインの統制は導入を前に進める鍵になる。情シスやセキュリティ部門が懸念するのは、外部ツールとの無秩序な接続だ。管理者が許可制にできれば、使ってよい接続先を絞ったうえで現場に開放でき、稟議が通りやすくなる。
実務では、まず社内で使うプラグインを棚卸しし、許可リストを作る。業務で必要なものだけを既定で導入し、それ以外は申請制にする。モデル選択の整理も活かし、要約や下書きのような軽い作業は速いモデル、判断が要る作業は推論の深いモデルと、用途別の使い分けを社内に周知すると無駄が減る。情シスとの進め方はAI推進と情シスの協働が参考になる。
名称や提供範囲は変更されることがある。最新の仕様は公式のリリースノートで確認してほしい。
出典
よくある質問
プラグインの管理機能で何ができますか
ワークスペースの管理者が、社内で使えるプラグインを検索し、状態や役割、カテゴリで絞り込めます。誰が導入できるか、既定で入れるかを設定でき、許可制で野放図な導入を防げます。
モデル選択はどう変わりましたか
速さと推論の深さで選びやすいように名称を整理しました。たとえば従来の表記がMedium・High・Extra Highのような段階に置き換わり、用途に応じて選びやすくなりました。詳細は公式のリリースノートで確認してください。