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CopilotでPDFを要約する手順

CopilotでPDFを要約する手順

この記事の要点

Microsoft CopilotでPDFを要約する手順を解説。無料版でのテキスト貼り付けからM365のファイル参照まで、プロンプト例付きで具体的に説明する。

結論

CopilotはPDFの要約に使える。無料版のcopilot.microsoft.comでもテキストを貼り付ければ即座に要約できるし、Microsoft 365 Copilotを使えばOneDriveやSharePointのPDFを直接指定して要約できる。契約書・仕様書・調査報告書など、読むだけで時間がかかるPDFを分単位で処理できるようになる。


前提:プランとPDF要約の対応範囲

無料版(copilot.microsoft.com)

無料版でもPDF要約は可能だが、基本的な方法は「PDFのテキストをコピーしてプロンプトに貼り付ける」という形になる。PDFのテキストが選択可能(テキスト埋め込みPDF)であれば、内容をコピーしてCopilotのチャットに貼り付けることで要約を実行できる。

ファイルの直接アップロード機能については、無料版の対応範囲が変わることがあるため、現在の仕様は公式サイトで確認してほしい。

Copilot Pro(個人向け有料プラン)

PDFや画像ファイルを直接アップロードして処理できる機能が使える。添付ファイルとして送信するだけで、テキストコピーの手間なく要約が実行できる。

Microsoft 365 Copilot(法人向けアドオン)

最も実用性が高い。OneDrive・SharePointに保存されたPDFをチャットから@ファイル名で指定して直接参照できる。Wordを経由してPDFを開き、そのままCopilotで要約する方法も使える。

EdgeブラウザでPDFを開く場合

EdgeはPDFビューアとして機能するため、PDFをEdgeで開いた状態でサイドバーCopilotを使えば「このPDFを要約して」と指示するだけで内容を要約してくれる。これは無料でEdgeがあれば使える機能だ。


手順1:EdgeのCopilotサイドバーでPDFを要約する(最も手軽)

Edgeブラウザを使っている場合、PDFのURLを開くか、ローカルのPDFファイルをEdgeにドラッグ&ドロップして開く。

  1. EdgeでPDFを開く
  2. 右上のCopilotアイコンをクリック(またはCtrl+Shift+.)
  3. サイドバーが開いたら「このPDFを要約して」と入力して送信
このPDFの主要なポイントを5つの箇条書きで要約してください。
特に「リスク」「コスト」「スケジュール」に関する記述を優先して。

Edgeのサイドバー経由の場合、PDFのページ全体を自動で読み取るため、テキストのコピーが不要という点が大きなメリットだ。


手順2:テキストを貼り付けて要約する(スタンドアロン版)

PDFのテキストが選択可能な形式の場合、この方法が使える。

  1. PDFをAcrobat ReaderやEdgeで開く
  2. Ctrl+A(全選択)またはドラッグで対象テキストを選択し、Ctrl+Cでコピー
  3. copilot.microsoft.comにアクセスしてサインイン
  4. チャット欄に以下のプロンプトを入力し、テキストを貼り付けて送信
以下はPDFから抽出したテキストです。内容を要約してください。
・全体の結論を1〜2文で
・重要なポイントを箇条書き5点以内で
・不明点や確認が必要な箇所があればその旨を指摘して

[テキストをここに貼り付ける]

テキストが長すぎる場合は、前半と後半に分けて2回に分けて送り、最後に「以上2つの要約を統合してまとめて」と依頼する。


手順3:M365 CopilotでOneDriveのPDFを直接指定する

Microsoft 365 Copilotを利用している場合の最も効率的な方法だ。

  1. copilot.microsoft.comまたはMicrosoft 365のCopilotチャットを開く
  2. チャット欄に「@」を入力すると、OneDriveやSharePointのファイル候補が表示される
  3. 要約したいPDFを選択してプロンプトを入力
@[ファイル名.pdf] を要約してください。
経営層向けに要点を3点に絞って箇条書きで。
各点に関連するページ番号も付けてください。

ファイルを手元に開かずともクラウド上のPDFをその場で処理できるため、複数人で共有している資料の確認作業に特に有効だ。


手順4:WordでPDFを開いてCopilotで要約する(M365)

M365を使っている場合、PDFをWordで開いてからCopilotを使う方法もある。

  1. PDFファイルを右クリック → 「プログラムから開く」 → 「Microsoft Word」を選択
  2. Wordが「PDFをWordに変換して開く」旨を確認。承認する
  3. Wordが開いたら、リボン上部の「Copilot」ボタンをクリック
  4. Copilotパネルが開くので「この文書を要約して」と入力
この文書を要約してください。
・意思決定に必要な情報を優先
・表や数字が含まれている場合はそのまま残して
・ページ数が多い場合はセクションごとにまとめて

WordのCopilotは文書全体を自動で認識するため、長大なPDFでもコピペ不要で処理できる。


シーン別プロンプト例

契約書PDFの要約

この契約書を要約してください。
・当事者と役割
・契約期間と更新条件
・主な義務と制限事項
・解除・違約に関する条件
・支払い条件(金額・時期)
の5点について各100字以内でまとめて。

調査レポート・ホワイトペーパーの要約

以下の調査レポートを要約してください。
・調査の目的と対象
・主要な発見(数値やデータを含む)
・業界への示唆
・自社の戦略検討に使えそうなポイント
各300字以内で。

[テキストを貼り付ける]

採用・応募書類の確認

以下の応募書類(職務経歴書)を要約してください。
・直近3年の業務経験の概要
・スキルと資格
・志望動機の要点
を採用担当者が30秒で確認できる形でまとめて。

[テキストを貼り付ける]

技術仕様書・マニュアルの要点抽出

この技術仕様書から以下を抽出してください。
・システム概要と目的
・主要な機能一覧
・制約・前提条件
・他システムとの連携点

非エンジニアでも理解できる表現で。

[テキストを貼り付ける]

スキャンPDFへの対処法

スキャンされたPDFは画像データとしてテキストが埋め込まれているため、テキスト選択ができない。そのままCopilotに渡せないケースがある。対処法は以下の通りだ。

方法A:Adobe AcrobatのOCR機能を使う Acrobatの「テキストと画像を編集」機能を使えばOCRでテキスト化できる。変換後に全選択してコピーし、Copilotに貼り付ける。

方法B:WindowsのPower Automate Desktopを使う OCRアクションで画像・スキャンPDFからテキストを抽出するフローを組める。M365環境なら追加コストなしで利用できる。

方法C:Copilot Pro/M365の画像認識を活用する ProやM365版ではPDFの画像ページを送ると、ある程度の内容を読み取れることがある。ただし精度は文字サイズや画質に依存するため、重要文書では必ず内容を確認すること。


うまくいかない場合のポイント

要約が途中で切れる

1回のプロンプトに貼り付けられる量に上限がある。文書を前半・後半に分割してそれぞれ要約し、最後に統合する方法を取る。

数字や表が正確に伝わらない

「表が含まれている場合はMarkdownの表形式でそのまま出力して」とプロンプトに加えると、数値データが見やすく出力されやすい。

要約のポイントがずれる

プロンプトに「読む目的は〇〇の検討材料にするため」と用途を明示する。目的がはっきりすると、Copilotが優先すべき情報を絞り込みやすくなる。

M365でファイルが@で候補に出ない

OneDriveやSharePointに同期されていないファイルは候補に出ない。ファイルをOneDriveにアップロードしてから試す。


活用の広げ方

要約が出来上がった後も、Copilotとの会話を続けて活用の幅を広げられる。

この要約をもとに、関係者に送る確認事項のメール文を作って。
件名・本文・締めくくりの形式で。
この内容で、30分の説明会用のアジェンダを作って。
各項目の所要時間目安も付けて。
このPDFで特に注意が必要なリスクや落とし穴を指摘して。

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よくある質問

CopilotはPDFを直接アップロードして要約できますか?

copilot.microsoft.comの有料版(Copilot Pro)やMicrosoft 365 Copilotでは、PDFを直接アップロードして要約できます。無料版では対応状況が変わることがあるため、公式サイトで最新情報を確認してください。

スキャンされたPDFはCopilotで要約できますか?

スキャンPDFはテキストが画像として埋め込まれているため、PDFから直接テキストを読み取れません。事前にAdobeAcrobatやWindowsのOCR機能でテキスト変換してから貼り付ける方法が有効です。

M365 CopilotでSharePoint上のPDFを要約するにはどうしますか?

Microsoft 365 CopilotのチャットやWordから「@」でファイルを指定することで、SharePointやOneDriveに保存されたPDFを直接参照して要約できます。

複数のPDFをまとめて比較・要約することはできますか?

M365 Copilotでは複数ファイルを@で指定して比較分析をリクエストできます。無料版では複数PDFのテキストを1つのプロンプトに貼り付けて比較依頼する方法が使えます。