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Perplexity、Nvidia新CPU採用へ。処理1.5倍速に

Perplexity、Nvidia新CPU採用へ。処理1.5倍速に

この記事の要点

PerplexityがNvidiaの新型CPUを採用すると発表した。AIエージェントによるコーディング作業が従来比1.5倍速くなるといい、企業向けAIエージェントの実行基盤選びに影響する動きを解説する。

検索AIを手がけるPerplexityが、NVIDIAの新型CPUを採用すると明らかにしました。Perplexityの担当者によると、AIエージェントによるコーディング作業がこのCPUを使うことで従来より1.5倍速くなるとしています。企業がAIエージェントを実際の業務に組み込む際、モデルの性能だけでなく、それを動かす計算基盤の設計も選定基準として重視され始めています。

何が発表されたのか

Perplexityは、NVIDIAが手がける新しい中央演算処理装置の採用を明らかにしました。同社の企業向けインフラ担当は、AIエージェントによるコーディング作業がこのCPUを使うことで従来型のCPUに比べておよそ1.5倍速く処理できると説明しています。NVIDIAはこれまでGPUを中心に事業を広げてきましたが、CPU分野でもIntelやAMDが握ってきた市場に進出しようとしており、Perplexityの採用はその足がかりの一つに位置づけられます。

なぜCPU性能が注目されるのか

AIエージェントが業務システムを操作したり、コードを生成して実行したりする一連の作業は、AIモデル自体の推論だけでなく、その前後の処理をこなすCPUの性能にも左右されます。モデルの応答速度を追求する動きはこれまでも報じられており、GPT-5.6 SolがCerebras上で毎秒750トークンを出す検証のように、推論チップの性能競争が続いてきました。今回のPerplexityの発表は、GPUや推論専用チップだけでなく、CPUという計算基盤の別の部分にも速度改善の余地があることを示しています。

Perplexityの企業向け戦略

Perplexityは検索AIとして知られる一方、法人向けの事業を着実に広げています。企業のMicrosoft 365環境に直接組み込まれる形でWordやExcel、Outlookから使えるようになったほか、専用のMacミニ上で常時稼働するAIエージェント向けのアプリも一般提供が始まっています。情報収集やリサーチにAIを使う実務は情報収集・リサーチをAIで速くする方法でも解説していますが、Perplexityのようなツールが単発の検索から常時稼働型のエージェントへと役割を広げていることは、業務での使い方そのものを見直す契機になります。

AIエージェントを動かす基盤の選び方

AIエージェントとは何かで整理したとおり、エージェントは複数の手順を連続してこなすため、単発の応答よりも処理全体の速度が業務効率に直結します。企業がAIエージェントの導入を検討する際は、モデルの精度だけでなく、実際にどの計算基盤の上で動くのか、応答が遅れることで業務にどう影響するのかまで含めて評価する必要があります。処理速度の向上は、待ち時間の短縮という形で直接的に体感できる変化であり、複数の候補を比較する際の実務的な判断材料になります。

NVIDIAにとっての意味

NVIDIAはAI向け半導体市場で7割から8割ともいわれる高いシェアを握ってきましたが、これまでCPU分野では主要な存在ではありませんでした。Perplexityのような大口の利用企業がNVIDIAのCPUを採用する事例が増えれば、GPUだけでなくCPUも含めた一体型の提案力が、AI基盤を選ぶ企業の判断に影響を与えるようになります。IntelやAMDがCPU市場で長年築いてきた地位に対し、NVIDIAがどこまで食い込めるかは、AI企業の計算基盤の調達構造そのものを変える可能性を持っています。

現場の実務にどう効くか

AIエージェントを業務に取り入れる企業にとって、モデルの性能表だけを見て導入を決めるのは十分ではありません。実際にエージェントが動く計算基盤によって、同じモデルでも体感速度が変わることが今回の発表で改めて示されました。大量の定型処理をAIエージェントに任せる場合は、処理速度が業務の締め切りにどう影響するかを試験導入の段階で確認しておくとよい。ベンダーが公表する速度改善の数値は環境やタスクの内容によって変動するため、自社の業務に近い条件で実際に試してから本番導入を判断することをすすめる。

出典

よくある質問

CPUの違いがAIエージェントの速度にどう関係しますか。

AIエージェントがコードを書いたり実行したりする作業の一部は、GPUよりもCPUの処理能力に依存する場面があります。CPUの性能が上がることで、エージェントが一連の作業を完了するまでの待ち時間が短縮される。

Perplexityの企業向けサービスは何を提供していますか。

Perplexityは検索AIとして知られていますが、法人向けにはMicrosoft 365への組み込みや、常時稼働するAIエージェントを動かす専用アプリなど、業務全体を支援するサービスを広げています。