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Copilotで議事録を作成する手順

Copilotで議事録を作成する手順

この記事の要点

Microsoft Copilotを使って会議の議事録をAI生成する手順を解説。Teams統合版の自動文字起こし機能とブラウザ版での手動入力による二通りのアプローチを網羅。

Copilotを使うと、会議のメモや文字起こしデータから議事録の骨格を数秒で生成できる。TeamsのCopilot機能を使えばリアルタイムで会議内容を要約し、会議終了直後に議事録の下書きが手に入る。

Copilotで議事録を作ると何が変わるか

議事録作成の時間ロスは大きく二つある。会議中にメモを取りながら話し合いに集中できないことと、会議後にメモを整理して文章にする作業だ。Copilotはこの両方を軽減する。

Teams統合版では会議の音声を文字起こしし、会議終了後に「議事録を作成」と指示するだけで要約・決定事項・アクションアイテムが自動的に整理される。ブラウザ版でも手書きのメモや文字起こしデータを貼り付けて議事録形式に整形できる。

どちらのアプローチも、会議後の整理時間を30分以上短縮できる可能性がある。

前提:必要なプランとアクセス方法

Teams統合版(Copilot for Microsoft 365)

  • Microsoft 365 Business Standard以上のプランが必要
  • Teamsでのトランスクリプション機能を有効にする必要がある(組織の管理者設定による)
  • 詳細な要件・設定手順はMicrosoft公式サイトで確認すること

ブラウザ版(無料・有料)

  • copilot.microsoft.com にアクセス
  • 文字起こしデータやメモをテキストで貼り付けて利用する
  • 無料版でも議事録生成は可能

手順1:Teams統合版で会議の議事録を生成する

ステップ1:Teamsで会議を開始し、トランスクリプションをオンにする

Teamsの会議画面で「その他のオプション(…)」→「トランスクリプションの開始」をクリックする。参加者全員に「この会議は文字起こしされています」という通知が表示される。

トランスクリプション機能が表示されない場合は、組織のTeams管理者に設定を確認してもらう必要がある。

ステップ2:会議中にCopilotパネルを開く(任意)

会議中に画面右上のCopilotアイコンをクリックすると、リアルタイムで会議内容を要約・質問できるパネルが表示される。「今まで何が決まりましたか?」「誰が何を担当することになりましたか?」のように質問できる。

ステップ3:会議終了後に議事録を生成する

会議が終わったら、Teams上でその会議の「チャット」タブを開く。「Copilotで振り返りを表示」または「Copilotを開く」ボタンが表示される。

ステップ4:議事録生成の指示を入力する

Copilotパネルの入力欄に指示を入力する。

プロンプト例:

今日の会議の議事録を作成してください。
以下の構成でまとめてください:
1. 会議概要(日時・参加者・目的)
2. 議論の要点(箇条書き)
3. 決定事項(表形式)
4. アクションアイテム(担当者・期限付き)
5. 次回会議の予定

ステップ5:出力を確認・修正する

生成された議事録を確認し、誤りや抜け漏れがあれば修正指示を出す。特に固有名詞・担当者名・日付・数値は原文と照合する。

修正後、WordやTeamsのチャットにコピーして共有する。


手順2:ブラウザ版Copilotで議事録を作成する

Teams以外の会議(対面・Zoom・Google Meet等)の議事録を作る場合はこの手順を使う。

ステップ1:会議のメモまたは文字起こしデータを用意する

  • 手書きのメモ:会議中に取ったメモをデジタルテキストに転記する
  • 文字起こしデータ:録音から文字起こしツール(Teams・Notta・Whisper等)でテキスト化したデータ

箇条書き程度のメモでも、ある程度の質の議事録が生成できる。

ステップ2:Copilotを開いてプロンプトに貼り付ける

copilot.microsoft.com を開き、以下のプロンプト形式でメモを貼り付ける。

プロンプト例(メモから議事録生成):

以下の会議メモをもとに、正式な議事録を作成してください。

【会議情報】
日時:2026年6月5日(金)14:00〜15:00
参加者:山田部長、佐藤リーダー、田中、鈴木(弊社)、△△社 中村様、佐々木様
目的:新製品Aの販売戦略の確認

【メモ】
・中村様から7月上旬ローンチの提案。佐藤リーダーは7月15日以降を希望
・価格設定:中村様は19,800円案。山田部長は18,000円以下を希望
・マーケ施策:SNS広告を主軸。田中がプラン作成担当
・次回:6月20日に佐藤リーダーが価格案を持ち回り

【議事録の形式】
1. 概要
2. 議論の要点(箇条書き)
3. 決定事項(表形式:項目・内容・担当者)
4. アクションアイテム(担当者・期限)
5. 次回会議

ステップ3:出力を確認して修正する

生成された議事録を確認する。あいまいな部分は追加で指示を出す。

「価格設定」の決定事項について、最終的に何円で合意したかを「未定」として明記してください。
また、アクションアイテムに「価格案の作成(佐藤リーダー・6月20日まで)」を追加してください。

ステップ4:共有形式に合わせて整形する

メール本文にそのまま貼り付けられるよう、Markdownの記法を外してプレーンテキストで出力してください。

または

Word文書に貼り付けやすいよう、見出しと箇条書きの構成を維持しながら出力してください。

議事録フォーマット別プロンプト例

シンプルな箇条書き形式

以下のメモから、参加者全員に送れるシンプルな議事録を作成してください。
決定事項と次のアクション(誰が・いつまでに・何をするか)だけを箇条書きでまとめてください。

【メモ】
(メモを貼り付け)

表形式のアクションアイテム重視

以下の会議メモから議事録を作成してください。
アクションアイテムを「担当者|内容|期限」の3列の表形式でまとめることを最重要としてください。

【メモ】
(メモを貼り付け)

英語会議の日本語議事録

以下の英語会議の文字起こしから、日本語の議事録を作成してください。
固有名詞(人名・製品名)はそのままカタカナ表記または英語表記で残してください。

【文字起こし】
(英語テキストを貼り付け)

うまくいかない場合のポイント

決定事項と議論中の意見が混在してしまう

プロンプトで「最終的に決定した事項だけを「決定事項」に分類してください。議論途中の案はこのセクションに含めないでください」と明示する。

担当者の割り振りが曖昧になる

メモの段階で「(田中担当)」「(要確認:誰が担当?)」のように担当者を括弧でメモしておくと、Copilotがアクションアイテムに正確に反映しやすくなる。

固有名詞・数値が誤る

特に文字起こしデータを使う場合、音声認識の誤変換が議事録に引き継がれる。会社名・人名・金額・日付は原文と必ず照合する。

議事録が長すぎる

「要点のみ、全体で400字以内にまとめてください」のように文字数制限を加える。または「アクションアイテムのみのコンパクト版を作ってください」と別途指示する。

Teams Copilotが使えない

組織の管理者がCopilot機能を無効化している場合、または対応プランでない場合は使えない。ブラウザ版Copilotで代替するか、管理者に設定変更を依頼する。


Copilot議事録作成の特有の強み

Teams全体との統合 Teams統合版では、Copilotが会議のカレンダー情報・参加者リスト・過去のチャットも参照できる。「前回と今回で変わった決定事項は何ですか?」という質問にも答えられる。

会議中のリアルタイム要約 「ここまでの議論を3行でまとめてください」と会議中にCopilotに質問できる。これにより「さっき何を決めたんだっけ」という確認の手間がなくなる。

Wordへの直接エクスポート M365環境ではWord文書として議事録を直接生成・保存できる機能もある。バージョンや設定によって利用可否が異なるため、公式サイトで確認する。

Teamsを使った会議全般の活用は Copilot for Teamsの活用手順 で詳しく解説している。メール形式での議事録送付については Copilotでメールを書く手順 も参考にしてほしい。


まとめ

Copilotで議事録を作る手順を整理する。

  1. Teams統合版:会議開始時にトランスクリプションをオン→会議終了後にCopilotパネルを開き「議事録を作成してください」と指示する
  2. ブラウザ版:会議メモまたは文字起こしデータを copilot.microsoft.com に貼り付け、議事録形式を指定して生成する
  3. 固有名詞・担当者・日付・数値は原文と照合してから送付する

会議後に1時間かけていた議事録整理を10〜15分に短縮することが、Copilotを使えば現実的になる。


よくある質問

Q. TeamsのCopilotで議事録を自動生成するには何が必要ですか? Copilot for Microsoft 365(M365 Business Standard以上)と、Teamsの会議でトランスクリプション(文字起こし)を有効にする必要があります。詳細はMicrosoft公式サイトを確認してください。

Q. CopilotはTeams以外の会議の議事録も作れますか? はい。録音・文字起こしデータをテキストでCopilotに渡すか、手書きのメモをプロンプトに貼り付ける形で議事録を生成できます。

Q. Copilotの議事録生成で個人名や固有名詞が間違えることはありますか? あります。特に音声認識の誤変換が含まれる場合、固有名詞や数値が誤って出力されることがあります。送付前に必ず原文と照合してください。

Q. 議事録の形式(箇条書き・表・文章)は指定できますか? はい。プロンプトで「決定事項は表形式で」「アクションアイテムを箇条書きで」のように指定できます。

よくある質問

TeamsのCopilotで議事録を自動生成するには何が必要ですか?

Copilot for Microsoft 365(M365 Business Standard以上)と、Teamsの会議でトランスクリプション(文字起こし)を有効にする必要があります。詳細はMicrosoft公式サイトを確認してください。

CopilotはTeams以外の会議の議事録も作れますか?

はい。録音・文字起こしデータをテキストでCopilotに渡すか、手書きのメモをプロンプトに貼り付ける形で議事録を生成できます。

Copilotの議事録生成で個人名や固有名詞が間違えることはありますか?

あります。特に音声認識の誤変換が含まれる場合、固有名詞や数値が誤って出力されることがあります。送付前に必ず原文と照合してください。

議事録の形式(箇条書き・表・文章)は指定できますか?

はい。プロンプトで「決定事項は表形式で」「アクションアイテムを箇条書きで」のように指定できます。