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Copilotで研修の理解度テストを作る手順

Copilotで研修の理解度テストを作る手順

この記事の要点

Microsoft Copilotを使い研修テキストから理解度テストを自動生成する具体的な手順。問題形式・難易度の指定方法とプロンプト例を解説。M365統合版の活用も紹介する。

結論

Copilotに研修テキストを渡し「このテキストから理解度テストを作ってください」と指示すると、選択肢問題・〇×問題・記述問題を数分で生成できる。問題形式・難易度・問題数・出題対象のセクションを指定することで、10問のテストを30分かけて作っていた作業が5分程度で完了する。


前提:必要なプランとアクセス方法

スタンドアロン版(copilot.microsoft.com)

Microsoftアカウントがあれば無料で利用できる。研修テキストをコピーペーストしてテスト問題を生成させる用途は、スタンドアロン版で十分対応できる。コンテキスト長に制限があるため、長大なテキストは章ごとに分割して処理する。最新のプラン・料金は公式サイトで確認してほしい。

M365統合版(Word Copilot)

Copilot for Microsoft 365ライセンスが必要になる。Wordファイルとして管理されている研修テキストをCopilotが直接参照し、問題をWord形式で生成・挿入できる。問題をそのままWord形式で配布・印刷したい場合に特に便利だ。ライセンス要件の最新情報は公式サイトで確認してほしい。


手順

ステップ1:研修テキストを用意する

以下のいずれかの形式で準備する。

  • テキストファイルに書き起こした研修資料
  • WordやPDFの研修テキスト(スタンドアロン版の場合はテキストとしてコピー)
  • 研修スライドの話者ノートやテキスト部分を抽出したもの

テキストの品質がテスト問題の品質に直結する。箇条書き・見出し構造が整ったテキストの方が、Copilotが「テストに出すべき重要ポイント」を把握しやすい。

ステップ2:Copilotを開く

スタンドアロン版copilot.microsoft.com を開いてサインインする。

Word統合版:研修テキストのWordファイルを開き、リボンのCopilotボタンをクリックしてパネルを開く。

ステップ3:問題生成を依頼する

選択肢問題(4択)を生成する

以下の研修テキストから、理解度確認テストの問題を作成してください。

条件:
- 問題形式:4択の選択肢問題
- 問題数:10問
- 難易度:研修後に一読した受講者が答えられるレベル(基礎〜中程度)
- 出力形式:問題文 → 選択肢A・B・C・D → 正解 → 解説(テキストの根拠箇所)

注意:
- テキストに明記されていない内容から問題を作らないでください
- ひっかけ問題は作らないでください
- 選択肢は文法・長さを揃えてください

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[研修テキストを貼り付け]

「テキストに明記されていない内容から問題を作らないでください」という制約が重要だ。この一文がないと、Copilotが関連知識を補完して「テキストには書かれていない正解」を作ることがある。

〇×問題を生成する

以下の研修テキストから〇×問題を10問作成してください。

条件:
- 〇問題(正しい内容)と×問題(誤った内容)の比率を5:5にしてください
- ×問題は、数値・条件・主語を変えて誤りにしてください(例:「3年以内」→「5年以内」)
- 出力形式:問題文 → 正解(〇または×)→ 解説

テキストから外れた内容を問題に含めないでください。

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[研修テキストを貼り付け]

×問題の作り方(何をどう変えるか)を指定することで、問題の品質が安定する。

記述問題を生成する

以下の研修テキストの内容から、記述形式の問題を5問作成してください。

条件:
- 受講者が80字程度で答えられる問題
- 単純な用語の定義ではなく、「〜の場合どうするか」「〜と〜の違いは何か」のような応用問題にする
- 各問題に「模範解答のポイント(箇条書き3点以内)」を付けてください

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[研修テキストを貼り付け]

ステップ4:出力を確認・修正する

生成された問題を確認し、以下の点をチェックする。

確認必須の項目:

  • 正解設定が正しいか(テキストと照合する)
  • テキストに書かれていない知識が正解に含まれていないか
  • 選択肢の中に「明らかに正解とわかる」選択肢や「明らかに誤りとわかる」選択肢がないか
  • 問題文が受講者にとって理解可能な難易度か

修正が必要な場合は「3問目の正解はBではなくCが正しいです。テキストの第2節を確認して修正してください」のように具体的に指定する。

ステップ5:問題リストを整形する

確認が完了したら、配布・実施用の形式に整形する。

テスト問題を受講者配布用に整形してください。

フォーマット:
- ヘッダー:研修名・実施日・受講者名の記入欄
- 問題番号:(1)(2)(3)...の形式
- 選択肢問題はA〜Dのみ表示(正解・解説は含めない)
- 最後に「解答欄」として問題番号と空白を並べる

別途「解答・解説シート」として、全問の正解と解説を出力してください。

応用:テキストの特定セクションに絞って出題する

研修テキストが長い場合や、特定のテーマに絞ったテストを作りたい場合は、出題範囲を明示する。

以下の研修テキストのうち、「第3章:リスク管理手順」の内容のみから
選択肢問題を8問作成してください。
それ以外の章の内容は問題に含めないでください。

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[テキスト全体を貼り付け、または第3章のみを貼り付け]

応用:難易度別に問題を作り分ける

受講者のレベルに合わせて難易度別の問題セットを作ることができる。

以下の研修テキストから、難易度別に問題を作成してください。

【基礎レベル】4問
- テキストを見ながら答えられる問題
- 用語の定義・手順の順序など

【応用レベル】4問
- テキストの内容を理解した上で考える問題
- 「Aの場合、次に何をすべきか」「BとCの違いはどんな場面で重要になるか」

各問題に難易度(基礎・応用)を明示してください。

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[研修テキストを貼り付け]

応用:既存のテスト問題を改善する

過去に作成した問題をCopilotに渡して改善させることもできる。

以下は以前作成した研修テストの問題です。
次の観点で改善してください。
- 選択肢の長さが不揃いなものを統一する
- 問題文が長すぎて読みにくいものを短縮する
- 正解が1つに定まらない曖昧な問題を指摘する(修正案も出す)
- 同じ知識を問う重複問題があれば指摘する

問題の内容・意図は変えないでください。

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[既存の問題リストを貼り付け]

うまくいかない場合のポイント

テキストにない内容が問題に含まれる

「このテキストの範囲外の内容が問題に含まれています。問題を確認してください」と指摘し、「このテキストのみを根拠として問題を作り直してください」と再依頼する。

選択肢が分かりにくい

「選択肢を受講者が混同しやすい適切な難易度に調整してください。選択肢Dが明らかに誤りとわかるので、もう少し紛らわしくしてください」のように具体的に指示する。ただし「ひっかけ問題にはしないでください」の制約は維持する。

問題が偏る

研修テキストの前半に偏った問題が多い場合は「テキストを均等に網羅するよう、各章から2問ずつ出題してください」と再指示する。

解説が長すぎる

「解説は1文・50字以内にしてください。根拠となるテキストの章番号を末尾に付けてください」のように長さを制約する。

M365統合版でWordに出力させたい

「問題リストをWord形式で、見出し・番号付きリスト・表を使って整形してください」と指示すると、Word Copilotがドキュメントに直接挿入する形で出力する。


テスト実施ツールへの連携

Copilotが生成した問題をそのままデジタルテストツールに取り込む場合のコツを紹介する。

Formsへの移行(M365統合版):Microsoft FormsはMicrosoftアカウントで使えるアンケート・テスト作成ツールだ。Copilotが生成した問題をFormsに手動で入力するのが基本だが、「Microsoft Formsにインポートできる形式(CSV形式)で問題を出力してください」と依頼すると、インポートしやすいフォーマットで出力できる場合がある(Forms側のインポート機能の詳細は公式サイトで確認してほしい)。

紙テストの印刷:Copilotが生成した問題をWord形式に整形してから印刷すると、そのまま紙テストとして使える。「A4縦で2段組みにして、1枚に収まるよう調整してください」と指示するとWordで整形しやすい。


M365統合版ならではの活用:研修テキストを直接参照する

Word統合版のCopilotを使う場合、研修テキストのWordファイルを開いた状態でCopilotパネルに「このドキュメントから理解度テストを10問作ってください」と入力するだけで動作する。テキストをコピーペーストする手間が不要で、ファイルが長くても対応できる。

生成された問題をそのままドキュメントに挿入したい場合は「挿入」ボタンをクリックする。別ファイルとして保存したい場合はコピーして新規ドキュメントに貼り付ける。


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よくある質問

Copilotが生成したテスト問題をそのまま使っていいですか?

生成された問題は必ず内容の正確性を担当者が確認してください。正解の設定ミスや、テキストに書かれていない内容が問題に含まれることがあります。叩き台として使い、修正してから使用する運用が現実的です。

何問くらいまとめて生成できますか?

一度に10〜20問程度であれば安定して生成できます。それ以上の場合は「まず10問生成して」と分割して依頼し、品質を確認しながら増やす方が効率的です。

解説文(問題の答えと理由)もCopilotに作らせることはできますか?

できます。「各問題に正解と解説(テキストの該当箇所を根拠として)を付けてください」と指示すると、問題・正解・解説をセットで生成します。解説の内容もテキストと照合して確認してください。

スタンドアロン版のCopilotとM365統合版のWordでは、テスト作成にどちらが向いていますか?

テキストが手元にある場合はスタンドアロン版(copilot.microsoft.com)で十分です。研修テキストがWordファイルとして管理されており、問題をWord形式で出力・共有したい場合はWord統合版がスムーズです。