最新動向

SharePointのCopilotがリストから連動ダッシュボード自動生成

SharePointのCopilotがリストから連動ダッシュボード自動生成

この記事の要点

Microsoftが8月、SharePointのCopilotにリストから対話型ダッシュボードを自動生成する機能を追加した。生成した画面は元のリストと連動し、開くたびに最新に更新される。手作業の集計やレポート作成を減らせる実務機能だ。

結論

Microsoftは8月、SharePointのCopilotに、リストから対話型のダッシュボードを自動生成する機能を追加した。作られた画面は元のリストと連動し、開くたびに最新の数字へ更新される。これまでのAI生成の画面は作った瞬間の写しで、時間が経つと古くなった。今回は元データにつながったまま更新され続ける点が違う。手作業で集計表を更新したり、定例のレポートを作り直したりする作業を減らせる、実務に直結した更新だ。

何が変わったのか

従来、SharePointのリストを見やすくまとめるには、人が集計表を組み、数字が変わるたびに手で直す必要があった。AIに作らせても、それは作成時点の静止画のようなもので、翌週には実態とずれる。

今回のCopilotは、リストからダッシュボードを作り、その画面を元のリストにつなげたままにする。誰かがダッシュボードを開くと、そのときのリストの内容を読み込んで表示する。数字が変わっていれば、開いた瞬間の最新の状態が映る。更新の手間がなくなり、いつ見ても実態に合った画面になる。

対象はSharePointのリストだけではない。ExcelやCSVのファイルからもダッシュボードを作れる。さらに、ページに置いたボタンにCopilotの指示をあらかじめ割り当てておき、そのページを訪れた人がボタン一つで実行できる機能も加わった。定型の問い合わせや処理を、担当者以外でも押すだけで動かせる。Microsoft 365全体でのCopilot強化は、Notebooksの全社提供の動きとも重なる。

「連動する」ことの価値は、地味に見えて大きい。多くの職場では、誰かが手作業で集計表を更新している。その人が休むと更新が止まり、数字は古くなる。会議で「この表はいつ時点のものか」と確認する時間も生まれる。ダッシュボードが元データと連動していれば、こうした手間と確認がまとめて消える。開いた瞬間が常に最新だからだ。

現場の実務にどう効くか

この機能が効くのは、SharePointを情報の置き場として使っている部門だ。案件管理、在庫、問い合わせ対応など、リストで日々更新される情報は多い。その一覧を、更新の手間なく見やすいダッシュボードにできる意味は大きい。

たとえば営業部門が案件リストを持っているなら、進捗別の件数や金額をまとめた画面を一度作れば、以降は開くだけで最新の状況が分かる。週次の集計資料を人が作り直す作業がまるごと不要になる。総務が備品の貸出リストを、人事が研修の受講リストを持っているなら、同じ要領で現状把握の画面に変えられる。共通するのは、日々更新される一覧を、更新の手間なく見える化できる点だ。Copilotの基本的な使い方はMicrosoft Copilotとはで整理している。

ボタンにCopilotの指示を割り当てる機能も、現場の負担を減らす。よくある問い合わせへの回答や、決まった形式の集計を、ボタン一つで誰でも実行できる。これまで担当者に頼んでいた作業を、頼む側が自分で片づけられるようになる。属人化していた作業を、誰でも押せる形に開く効果がある。

導入時に決めておくべきは、誰がダッシュボードを作り、誰が見られるかという権限の設計だ。リストと連動する以上、閲覧できる人は元データの中身も間接的に見ることになる。SharePointの権限設定をそのまま活かせるが、機密度の高いリストでは公開範囲を先に確認する。社内文書をAIで扱う際の考え方は社内文書を検索できるAIツール比較も参考になる。まずは更新頻度が高く機密度の低いリスト一つで試すのが安全だ。最新の提供範囲は公式で確認してほしい。

出典

よくある質問

この機能は何が便利ですか

SharePointのリストからダッシュボードを自動で作れ、その画面が元のリストと連動します。開くたびに最新の数字へ更新されるため、これまで手作業で更新していた集計表やレポートの手間を減らせます。

Excelのデータでも使えますか

ExcelやCSVのファイルからもダッシュボードを作れます。あわせて、ページ上のボタンにCopilotの指示を割り当て、訪れた人が一度の操作で実行できる機能も加わりました。最新の提供範囲は公式で確認してください。