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ソフトバンクがAI管理の国際規格ISO/IEC 42001を取得

ソフトバンクがAI管理の国際規格ISO/IEC 42001を取得

この記事の要点

ソフトバンクがAIマネジメントの国際規格ISO/IEC 42001の認証を取得した。対象はデータ整備サービスTASUKI Annotation。責任あるAIの体制を第三者が認める形で示す。

結論

ソフトバンクは2026年8月25日、AIを管理する体制を対象にした国際規格ISO/IEC 42001の認証を取得した。対象は、生成AIの回答精度を高めるためのデータ整備サービスTASUKI Annotationである。AIを責任を持って運用していることを、第三者の認証で示す形になる。AIの管理体制を外部に証明する動きが国内でも始まっており、取引先からガバナンスを問われる企業にとって参考になる。

何が発表されたのか

ソフトバンクの発表によると、認証を取得したのはデータ整備サービスTASUKI Annotationについて、AIシステムを管理する体制やプロセスである。認証機関は英国規格協会の日本法人BSIジャパンで、認証授与式は2026年9月4日にソフトバンク本社で行われた。取得日は英国時間の8月25日とされる。

ISO/IEC 42001は2023年に発行された規格で、AIを管理する仕組みを対象にする。品質やセキュリティの規格と同じく、体制やプロセスが基準を満たしているかを第三者が審査する。AIに特化した規格としては新しく、取得する企業はまだ限られる。

この規格が企業に求めるのは、大きく分けて次のような要素である。AIをどの目的でどこまで使うかを定めること、想定される害やリスクを事前に評価すること、AIの動作や判断を記録して追えるようにすること、そして人による監督を仕組みとして組み込むことである。特別な技術ではなく、AIを扱う際の管理の型を整えることが中心になる。

同社はこの取得を、責任あるAIの実現に向けたAIガバナンス強化の一環と位置づけている。認証は体制を示すものであり、個々のAIの性能を保証するものではない点は押さえておきたい。詳細は公式発表で確認してほしい。

現場の実務にどう効くか

この動きが示すのは、AIを「使う」段階から「管理していることを示す」段階へ、企業の関心が移っていることである。取引先や顧客から、AIをどう管理しているかを問われる場面は今後増える。認証はその答えを外部の基準で示す手段になる。

すぐに認証を目指す必要はないが、規格が求める考え方は自社の体制づくりに使える。AIの利用範囲を定め、リスクを評価し、記録を残し、人が監督する。この流れを整えておくと、認証の有無にかかわらずガバナンスが強くなる。全体像はAIガバナンスの最新トレンド 企業に求められる対応で確認できる。

まずは社内のAI利用ルールを整えることから始めるとよい。ルールの作り方は企業のAI利用ガイドライン作り方とテンプレート、ポリシーの雛形はAI利用ポリシーのテンプレートと作り方にまとめている。認証取得の要否は費用と効果を見て、自社の状況に応じて判断してほしい。

出典

よくある質問

ISO/IEC 42001とは何か。

AIを管理する体制やプロセスを対象にした国際規格である。AIを責任を持って開発・運用しているかを、第三者の認証機関が審査して認める。2023年に発行された比較的新しい規格である。

認証を取ると何が変わるのか。

AIの管理体制が外部の基準を満たしていることを、取引先や利用者に示せる。信頼の裏づけとして使えるほか、社内のAIガバナンスを整える指針にもなる。取得の要否は自社の状況に応じて判断してほしい。