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Copilotでキャッチコピーを考える手順

Copilotでキャッチコピーを考える手順

この記事の要点

Microsoft CopilotでキャッチコピーをAI生成する具体的な手順を解説。ブラウザ版・M365版の違いからプロンプト例・改善サイクルまで、今日すぐ使える方法を示す。

結論

Copilotを使うと、キャッチコピーの候補出しを数分でこなせる。ターゲット・訴求軸・トーン・文字数をプロンプトに入力するだけで10〜20案が一度に揃う。その後、Copilotとの対話でブラッシュアップを繰り返す流れを確立すれば、ゼロから考え込む時間が大きく減る。


使用できるCopilotのプランとアクセス方法

Copilotには大きく2つの使い方がある。

ブラウザ版(copilot.microsoft.com)
Microsoftアカウントがあれば無料で使える。ブラウザからすぐ始められるため、プラン契約なしでもキャッチコピー生成の試行が可能だ。無料版はGPT-4ベースのモデルを使えるが、会話の長さや1日の利用回数に制限がある。Copilot Proに加入すると制限が緩和され、より長い対話が可能になる。最新のプラン詳細は公式サイトで確認してほしい。

M365 Copilot(Microsoft 365統合版)
対象のMicrosoft 365ビジネスプランに加入すると、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの中でCopilotが使えるようになる。Word上でキャッチコピー案を生成し、そのままドキュメントに取り込む使い方が特に効率よい。プランの要件と料金は公式サイトで確認してほしい。


キャッチコピー生成の手順

ステップ1:前提情報を整理する

Copilotに投げる前に、次の4つを手元で決めておく。

項目記入例
商品・サービス名クラウド型在庫管理システム「在庫くん」
ターゲット中小製造業の経営者・現場リーダー
訴求軸在庫の過不足がリアルタイムで見える
トーン親しみやすく、でも信頼感がある
文字数15〜20字

この4つが揃っていないと、Copilotは「よくあるコピー」しか出せない。あいまいな情報を入れればあいまいな出力が返ってくる。

ステップ2:最初のプロンプトを入力する

copilot.microsoft.comを開き、チャット欄に以下のプロンプトを入力する。

以下の条件でキャッチコピーを10案考えてください。

商品・サービス:クラウド型在庫管理システム「在庫くん」
ターゲット:従業員50〜300名規模の製造業。在庫の二重発注や欠品に悩んでいる経営者・現場リーダー
訴求軸:スマートフォンでリアルタイムに在庫状況が分かり、発注タイミングを自動で知らせてくれる
トーン:親しみやすく、現場に寄り添う。難しい専門用語は使わない
文字数:ひとつ15〜20字程度

各案に、なぜその表現を選んだか1〜2行の解説を付けてください。

解説を求めるのがポイントだ。解説があると、どの訴求軸が刺さっているかを判断しやすくなり、次のプロンプトで方向を絞り込める。

ステップ3:出力を評価してブラッシュアップする

Copilotが10案を出したら、自分の直感で「これに近い」と思う案を2〜3本ピックアップする。その後、以下のような追加プロンプトで深堀りする。

上の案の中で「欠品ゼロへ、あとはスマホが教えてくれる」の方向性が一番近いです。
この方向でさらに5案バリエーションを出してください。
・文字数は12〜18字
・「スマホ」という言葉を使わないバリエーションも含めてください
・BtoCではなく法人向けの表現にしてください

このやり取りを2〜3往復繰り返すと、最初の10案から想像できなかった表現が出てくることが多い。

ステップ4:A/Bテスト用の候補を絞る

最終的に残った案を表形式で整理するよう頼むと、社内での意思決定が楽になる。

これまでで出た案の中から候補を5本に絞って、以下の形式で表にまとめてください。

| コピー案 | 訴求軸 | 対象読者の反応予測 | 懸念点 |

懸念点の欄には、誤解を生みそうな点や競合と被りやすい点を書いてください。

表が出たら、マーケティング担当が見て「使えそう」「要修正」「候補外」の3段階で仕分けるだけでよい。Copilotのアウトプットはあくまでたたき台であり、商標や著作権の確認は必ず人間が行う。

ステップ5(M365ユーザー向け):Wordで直接生成する

M365 Copilotが使える環境なら、Wordを開いて「Copilotで下書き」を使う方法がある。プロジェクト概要やターゲット定義をすでにWord文書にまとめている場合、その文書を開いた状態でCopilotに「このドキュメントの内容をもとにキャッチコピーを10案出して」と指示するだけでよい。情報をチャットに貼り直す手間が省ける。

ただし、M365 Copilotが使えるかどうかはプラン・ライセンスによって異なる。Word上でCopilotアイコンが表示されていれば有効になっている。不明な場合は社内のIT担当またはMicrosoft公式ページで確認してほしい。


よくうまくいかないパターンと対処法

問題1:ありきたりな表現しか出ない

原因のほとんどはプロンプトの情報不足だ。「便利」「効率的」「革新的」のような形容詞でターゲットを表現していると、Copilotも同じレベルの言葉を返してくる。

対処:実際の顧客の声や困りごとを具体的に書く。「在庫が合わなくて月末に毎回残業している現場リーダー」のように状況を描写すると、出力の解像度が上がる。

問題2:文字数が守られない

Copilotは文字数の指示を完全に守らないことがある。

対処:「20字以内で、必ず文字数を各案の後に括弧内に書いてください」と指示する。文字数を書かせることで、出力後に自分で数えるコストが下がる。それでもずれる場合は「この案は28字あります。20字以内に収めてください」と具体的に指摘する。

問題3:BtoBらしさが出ない

BtoBのコピーに必要な「信頼」「実績」「ROI感」が出てこない場合がある。

対処:「コンシューマー向けの明るいトーンは避けて、業界紙の広告に載るようなトーンで書いてください」と補足する。競合他社や実際の広告コピーの例を1〜2つ添えると、Copilotの参照軸が定まりやすくなる。

問題4:出力がチャットで流れてしまう

長い対話の途中で以前の案が見つからなくなる。

対処:区切りのよいタイミングで「これまでの候補をまとめて一覧にしてください」と頼む。ブラウザ版であればページをそのままにして作業し、終わったらコピーをドキュメントに移す習慣をつけるとよい。


他のCopilot関連作業との連携

キャッチコピーを作った後は、そのコピーをLPの文章全体に展開する作業が続くことが多い。CopilotでLPの文章を作る手順では、Copilotを使ったLP文章全体の構成と執筆手順を解説している。

また、キャッチコピー案を社内で共有・検討するときはCopilotでTeamsを活用する手順も参考になる。WordでCopilotを使って起案文書にまとめるならCopilotでWordを使う手順も読んでほしい。


まとめ

Copilotでキャッチコピーを作るには、ターゲット・訴求軸・トーン・文字数を事前に整理し、それをプロンプトに明示することが出発点になる。最初の10案を評価し、方向性を絞って追加プロンプトで深堀りする対話型のサイクルが、コピーの精度を上げる最も効率的な方法だ。M365環境であれば既存のWord文書をそのままCopilotの入力として使えるため、情報整理の手間をさらに省ける。出力結果の商標・著作権確認は必ず人間が行うことを前提として運用してほしい。

よくある質問

CopilotでキャッチコピーをBtoB向けに作るには?

プロンプトに「ターゲット:〇〇業界の購買担当者」「訴求軸:コスト削減」「トーン:信頼感」を明示するとBtoBらしい表現が出やすい。具体的な数値効果(例:工数30%削減)を添えるとより刺さる表現になる。

無料のCopilotでキャッチコピーを作れますか?

copilot.microsoft.com の無料版でも作成できる。ただし1回のやり取りで処理できるテキスト量に制限があるため、大量に比較検討したい場合はCopilot Pro(有料)が使いやすい。最新のプラン・制限は公式サイトで確認してほしい。

Copilotが出したキャッチコピーはそのまま使えますか?

Copilotの出力はあくまでたたき台。商標・著作権は調査の上、必ず人間が確認・編集してから使うことが前提になる。

WordでCopilotを使ってキャッチコピーを生成できますか?

Microsoft 365のCopilot(有料のM365 Copilot)があればWord上で直接実行できる。Wordの「ホーム」タブにCopilotアイコンが表示されていれば利用可能。プラン要件は公式で確認してほしい。