インド大手3社、半年でCopilotを30万人に。導入の手本に
この記事の要点
インフォシス、TCS、ウィプロがMicrosoft 365 Copilotをそれぞれ10万人超に配り、半年で合計30万席を超えた。試験導入から全社展開へ素早く広げた事例で、活用率は9割前後。社内ロールアウトの進め方の手本になる。
結論
インドの大手IT3社、インフォシスとTCSとウィプロが、Microsoft 365 Copilotをそれぞれ10万人を超える社員に配り、半年足らずで合計30万席を超えた。数万席の試験導入から全社規模へ一気に広げた事例で、活用率は9割前後に達する。配った数だけでなく、実際に使われている点が成果につながっている。これは大企業のAI展開の手本になる。試験導入で止まらず、活用率を確かめながら段階的に広げる進め方は、規模を問わず自社のロールアウトに移せる。
いつ・誰が・何を
2026年6月3日、Microsoftは、インフォシス、TCS、ウィプロがそれぞれMicrosoft 365 Copilotを10万人超に配り、合計で30万席を超えたと公表した。半年足らずでの到達で、Microsoftにとって最大級かつ最速の法人展開の一つになる。内訳は、インフォシスが2025年後半の2万席の試験導入から11.5万席へ、TCSが3万席から11万席へ、ウィプロが10.5万席で世界の社員のほぼ半数に届いた。
注目すべきは活用率だ。インフォシスはライセンスを持つ社員の月間の利用率が91%を超え、TCSは86%が日常的に使うとされる。配ったライセンスが眠らず使われている。Microsoft全体でも、5万席を超える顧客が前年比で4倍に増えた。大規模展開は他社でも進んでおり、KPMGが27.6万人にCopilotを配りAgent 365で統制する動きがある。各社の席数や活用率は時点で変わるため、最新は公式で確認してほしい。
現場の実務にどう効くか
効くのは、社内へのAI展開を設計する部門だ。3社に共通するのは、いきなり全社へ配るのではなく、数万席の試験導入で手応えを確かめてから一気に広げた順序だ。そして配った後の活用率を測り、使われているかを見ている。配った席数を成果と勘違いせず、使われている席数を追っている点が要になる。
具体策としては、まず一部門で試験導入し、活用率と効果を測ってから対象を広げる。展開の全体設計は全社AIロールアウト計画の立て方に、最初の30日の動かし方は社内にAIを浸透させる30日計画にまとめてある。活用率を測る方法はAI活用度を測る社内アンケートの作り方が使える。9割という活用率は、配ることではなく使われ続ける工夫の結果だ。試験導入で型を作り、活用率を見ながら広げる順序が、規模を問わず効く。
FAQ
Q. 中小企業でもこの進め方は使えますか。 使えます。規模は違っても、一部門で試し、活用率を測ってから広げる順序は同じです。専任担当がいなくても、小さく始めて手応えを確かめる手順は再現できます。
Q. 活用率を上げるには何が要りますか。 配った後の支援です。研修、よくある質問への対応、使えている人の事例共有が効きます。配って放置すると使われなくなります。使われていない部門に手を入れ続けることが、活用率を9割に近づけます。
出典
よくある質問
インド3社はどれだけCopilotを配りましたか。
インフォシスが11.5万席、TCSが11万席、ウィプロが10.5万席で、合計30万席を半年足らずで超えました。いずれも数万席の試験導入から一気に拡大した展開です。
配った後の活用率はどうですか。
インフォシスはライセンスを持つ社員の月間の利用率が91%を超え、TCSは86%が日常的に使うとされます。配って終わりにせず、実際に使われている点が成果につながっています。