Copilotで会議のアジェンダを作る手順
この記事の要点
Microsoft Copilotを使えば、会議の目的と参加者を伝えるだけでアジェンダ案を数分で生成できる。ブラウザ版とTeams・Outlook統合版の操作手順をプロンプト例とともに解説。
結論
会議のアジェンダを準備せずに臨むと、議論が脱線して時間が超過しやすい。Copilotに「会議の目的・参加者・議題の要素・時間」を伝えれば、そのまま招待状に貼れるアジェンダ案を数分で生成できる。アジェンダ作成にかかる時間が10分以上から2分以内になる。
前提:必要なプランとアクセス方法
ブラウザ版(無料・有料どちらでも可)
- アクセス先:copilot.microsoft.com
- Microsoftアカウントでサインインして使う
- 生成したアジェンダをコピーして招待メールや会議ツールに貼り付ける
Teams・Outlook統合版(Copilot for Microsoft 365)
- Microsoft 365 Business Standard以上のプランが必要(最新の料金・対象プランは公式サイトで確認)
- Teamsの会議チャットまたは会議前の準備ビューでCopilotを使える
- Outlookの会議招待作成画面でCopilotを呼び出せる
手順1:ブラウザ版でアジェンダを作る
ステップ1 会議の基本情報を整理する
Copilotへの指示品質は与える情報の質で決まる。まず以下をメモする。
- 会議のタイトルと目的(何を決める・何を共有する会議か)
- 参加者と役割(意思決定者・担当者・関係者)
- 時間(全体の長さと希望する区切り方)
- 主な議題(5〜8項目程度)
- 事前に共有すべき資料があるか
ステップ2 プロンプトを入力する
以下の情報をもとに、会議のアジェンダを日本語で作成してください。
【会議タイトル】2026年度下期マーケティング戦略レビュー
【目的】下期の施策優先順位を決定し、各チームの役割分担を確定する
【参加者】営業部長・マーケティング部長・商品企画担当(3名)
【全体時間】90分
【主な議題】
- 上期の振り返り(売上・KPI達成状況)
- 市場環境の変化と競合状況の共有
- 下期重点施策の候補リスト確認
- 各施策の優先順位と担当者のアサイン
- 次回会議の日程確認
【出力形式】
- 各議題に所要時間を配分する
- 各議題に「目的」「確認・決定事項」を1行ずつ付記する
- 冒頭に会議の目的・参加者・日時(日時は〇〇に変えてください)を記載する
- 末尾に「事前準備事項」セクションを追加する
ステップ3 生成されたアジェンダを確認・修正する
Copilotが時間配分・目的・決定事項を含むアジェンダを出力する。確認ポイントは以下のとおり。
- 各議題の時間配分が現実的か
- 「目的」と「決定事項」が明確か
- 優先順位の高い議題が前半に配置されているか
- 全体の時間が合計に収まっているか
修正が必要なら「2番目の議題をもっと短縮してください」「事前準備事項に資料送付の締切を追加してください」のように追加指示を出す。
ステップ4 コピーして招待状に貼り付ける
生成されたアジェンダをコピーし、Outlookの会議招待本文またはTeamsの会議説明欄に貼り付ける。
手順2:Outlook統合版(Copilot for Microsoft 365)でアジェンダを作る
ステップ1 Outlookで会議招待を作成する
Outlookのカレンダーから「新しい会議」を作成する。タイトル・参加者・日時を入力した後、本文欄に表示されるCopilotアイコンまたは「Copilotで下書き」をクリックする。
ステップ2 Copilotにアジェンダ生成を指示する
この会議のアジェンダを作成してください。
目的:下期マーケティング戦略の施策優先順位を決定する
全体時間:90分
議題:
1. 上期振り返り(15分)
2. 市場・競合状況の共有(20分)
3. 下期重点施策の候補確認(25分)
4. 優先順位と担当者アサイン(20分)
5. 次回日程確認(10分)
各議題に決定事項を1行追加してください。
末尾に事前準備事項も入れてください。
ステップ3 本文に挿入して送信する
「挿入する」をクリックすると会議招待の本文にアジェンダが挿入される。参加者・日時・場所などの招待情報を確認して送信する。
手順3:Teamsで会議前にアジェンダを共有する(応用)
ステップ1 会議チャンネルまたはグループチャットを開く
会議参加者が集まっているTeamsチャンネルまたはグループチャットを開く。
ステップ2 Copilotアシスタントにアジェンダ案を依頼する
TeamsのCopilotアシスタント(左サイドバーのCopilotアイコン)から指示を出すか、チャット上でメッセージとしてCopilotを呼び出す。
明日のマーケティング戦略レビュー(90分)のアジェンダ案を作成してください。
議題:上期振り返り・下期施策優先順位の決定・担当者アサイン
参加者は部長2名と担当者1名です。
意思決定を促す構成にしてください。
ステップ3 チャンネルにアジェンダを投稿する
生成されたアジェンダをTeamsのチャット欄に投稿するか、ファイルとして添付して参加者に事前共有する。
アジェンダの品質を上げる3つのコツ
1 「何を決める会議か」を最初に明確にする
情報共有だけの会議と意思決定が必要な会議では、アジェンダの構成が異なる。プロンプトに「この会議では〇〇を決定する」と意思決定事項を明示すると、各議題の「決定事項」欄が具体的になる。
2 議題の数を絞る
90分の会議で8つ以上の議題を詰め込むと1つ1つが表面的になる。「1議題あたり最低10分確保してください」のように時間の下限を設けると、現実的な議題数に自動で絞られる。
3 事前準備事項を必ず入れる
「事前準備事項」セクションをアジェンダに含めると、参加者が資料を読んでから会議に臨む確率が上がる。「〇〇のデータを確認しておく」「△△の資料を送付する(締切:前日17時)」のように具体的に記載する。
うまくいかない場合のポイント
アジェンダが長すぎて読まれない
1ページに収まる量を意識して「全体を500字以内」「各議題の説明は1行」のように制約を加える。詳細な資料は添付資料として別途用意し、アジェンダ本体はシンプルに保つ。
時間配分が現実的でない
Copilotは指定した合計時間内に収まるように自動配分するが、議題ごとの難易度や過去の実績は知らない。生成後に自分で時間を見直し、議論が長くなりがちな議題には余裕を持たせる。
Teamsの会議でCopilotが使えない
Copilot for Microsoft 365が有効になっているかを確認する。チームの管理者によってCopilotの使用が制限されているケースもあるため、IT管理者に問い合わせる。
議題の優先順位が反映されない
プロンプトに「以下の順番で議題を並べてください」と明示するか、生成後に手動で順序を入れ替える。会議では重要な議題を前半に配置するのが鉄則なので、アジェンダの最終確認は必ず行う。
Copilotならではの強み
Copilotが特に力を発揮するのは、会議前から会議後まで一連の作業をMicrosoft 365の中で完結させられる点だ。
- Outlookでアジェンダ付き招待状を作成
- Teamsで会議を開催しながらCopilotがリアルタイムで要約・決定事項を記録
- 会議後にCopilotで議事録を作成してTeamsまたはOutlookで共有
この一連のフローをCopilotが支援できるのは、Microsoft 365に統合されているからこそだ。アジェンダ作成は入口に過ぎず、会議の質そのものを継続的に改善していける。
よくある質問
Q. 定例会議のアジェンダをテンプレートとして保存できますか? Copilot自体にテンプレート保存機能はありませんが、生成したアジェンダをWordまたはOneNoteに保存しておくことで、次回は貼り付けて修正する運用ができます。Copilot for Microsoft 365ではPagesにテンプレートを保存する方法も使えます。
Q. 英語での会議のアジェンダも作れますか? 作れます。プロンプトに「英語で作成してください」を加えるか、Copilotで文章を翻訳する手順を参照して日本語版を翻訳してください。
Q. 会議のアジェンダをPDF形式で配布したい Copilotで生成した内容をWordに貼り付けた後、「ファイル→エクスポート→PDF」でPDFとして保存できます。
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よくある質問
CopilotはTeams会議の招待からアジェンダを直接作れますか?
Copilot for Microsoft 365を契約していれば、Teamsのチャンネルや会議の招待作成画面からCopilotを呼び出してアジェンダを生成できます。対応状況は公式サイトで確認してください。
アジェンダに各項目の所要時間を自動で配分してもらうには?
プロンプトに「全体90分の会議として、各議題に時間を配分してください」と明示すると、時間割り付きのアジェンダが生成されます。
過去の会議のアジェンダをもとに今回の改訂版を作れますか?
ブラウザ版では過去のアジェンダテキストをプロンプトに貼り付けて「これをもとに今回版を作ってください」と指示できます。Word統合版では既存文書を開いた状態でCopilotに改訂指示を出せます。
アジェンダをTeamsの会議招待に貼り付ける方法は?
Copilotで生成したアジェンダをコピーし、Outlookまたはテamsuの会議招待の本文欄に貼り付けてください。Copilot for Microsoft 365ではOutlookの会議招待作成画面からCopilotを直接起動できます。