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SAP・Workday・ServiceNowがAIエージェントに従量課金

SAP・Workday・ServiceNowがAIエージェントに従量課金

この記事の要点

SAP、Workday、ServiceNowが、外部AIエージェントによるデータ参照や操作に従量課金を始めた。SAPは1操作あたり約10〜18セント。座席課金から操作課金への移行で、エージェント運用の費用構造が変わる。

結論

SAP、Workday、ServiceNowが、外部のAIエージェントによるデータ参照や操作に従量課金を始めた。SAPは1操作あたりおよそ10〜18セントとされる。社員1人あたりの定額から、エージェントの操作回数に応じた課金へと軸が移りつつある。基幹システムをAIに読ませる使い方が広がるほど、費用の見積もり方を変える必要がある。

何が起きているのか

背景には、外部のエージェントが業務システムのデータに次々とアクセスする流れがある。各社はこれを、料金を取る対象として明確にし始めた。

SAPは2026年6月9日から、外部のAIエージェントや大量のデータ抽出、回避的な接続を、自社の連携基盤を通すよう定めた。無断のエージェントは遮断し、認められた経路の操作には1回あたりおよそ10〜18セントを課すとされる。Workdayは、AIが行った取得や自律的な作業に応じてFlex Creditsを消費する方式で、座席単位から操作単位へ課金を移した。ServiceNowは、外部エージェントが通る層で操作ごとに計り、その分を顧客に請求する。いずれも、AIが基幹データに触れる回数そのものを費用に結びつける考え方だ。単価や適用条件は変わりうるため、最新は公式で確認してほしい。エージェントの基本はAIエージェントとは?生成AIとの違いと業務への影響で整理している。

三社の課金の考え方を並べると、共通点が見える。

ベンダー課金の対象方式の例
SAP認められた経路の操作1操作あたり約10〜18セント
Workday取得や自律的な作業Flex Creditsを消費
ServiceNow外部エージェントの操作操作ごとに従量で請求

いずれも、人間の利用者数ではなく、AIが行う操作の量に費用を結びつける。エージェントがよく働くほど費用が増える構造で、使い方の設計がそのまま金額に跳ね返る。

現場の実務にどう効くか

推進担当が今から備えるべきは、エージェントの費用を「座席代」ではなく「操作回数」で見積もることだ。人間の利用者数で予算を組んでいると、エージェントが基幹システムを頻繁に参照する使い方で想定を超える。まず、どのシステムに何回アクセスするエージェントを、どの部署が動かすのかを洗い出しておきたい。

設計面では、無駄な参照を減らす工夫が費用に直結する。同じデータを何度も取りに行かず、必要な情報をまとめて取得する、キャッシュを使うといった作りにすれば、操作回数を抑えられる。導入前の試算では、1件の業務あたり何回の操作が発生するかを見積もり、月間の件数を掛けて費用を出しておくとよい。費用の考え方は生成AI導入の費用対効果の考え方、契約の見極めは法人向け生成AIプラン比較 選び方と注意点を合わせて確認しておくと、操作課金の時代でも予算が立てやすい。

出典

よくある質問

何に対して課金されるのか

外部のAIエージェントが業務システムのデータを読んだり、操作を実行したりするたびに課金される仕組みです。SAPは1操作あたり約10〜18セントとされ、WorkdayはFlex Credits、ServiceNowは操作ごとの従量で計ります。単価や方式は最新の公式で確認してください。

自社にどう影響するのか

エージェントが基幹システムを頻繁に参照する使い方ほど、費用が積み上がります。座席あたりの定額とは別に、操作回数に応じた費用を見込む必要があります。